紀南のおすすめ飲食店:第3回<うどん編>

2021年07月09日

紀南のおすすめ飲食店

コロナ禍が一段落したら紀南にぜひおいでください。
たくさんのおいしい食べ物・料理、おもしろい人たちが待っています。

夫婦で紀南に移り住んで4年の節目に、このリストを作成しました。
文末に添えた”方針”にも書きましたが、原則的にすべて実際に訪れた店です。ただ、コロナ禍による(営業時間や業態など)臨時変更についてはふれていません。

ジャンル別に連載します。第3回はうどん編です。


紀南のおすすめ飲食店:第3回<うどん編>

「まるふく 」



紀南のおすすめ飲食店 第3回. うどん編

Kは蕎麦党ですがAは蕎麦だけでなくうどんも大好き。
長く住んだ大阪府では、ざっと二種類のうどんをハイレベルで楽しむことができました。
一つ目は出汁が極上の店。これこそ大阪の味です。優しい感触のうどん麺ははこの出汁に溶け込み、一体化した具材のようになります。「松葉屋」「今井」などがその頂点だとは思いますが、それ以外にも有名・無名を問わず旨い出汁うどんはたくさん見つかります。
二つ目は讃岐うどんに強い影響を受けた麺それ自体のコシや旨味を追求するタイプのうどん。「はがくれ」と「釜竹」(羽曳野)の両店が代表的存在でしたが、今はもう存在しません。(近年続々と讃岐うどんの新店が開業しているようですが)
ただ、勤務の関係で泉佐野市の「天羽(あもう)」はよく訪問しました。本場の香川県では「長田in香の香」「小縣家」の印象が強く残っています。

さてこのような二つのタイプのうどんが好きなAなのですが、残念ながらここ紀南ではどちらもまだ出会っていません。また、これらとはタイプが違っても当地らしさの漂う、いわば”和歌山うどん”的な味があれば良いのですがまだ発見しておりません。麦を栽培する農家はちらほらと知りましたので、これを使って優れた麺を作る職人は現れないものでしょうか。讃岐並とまでは申しません。出汁うどんに紀南名物のかまぼこ(なんば焼)を無添加で作ってたっぷり載せてくれたりするとAは喜びます(笑)

とはいえ、一定水準を保つうどんならば、もちろん紀南のあちこちでいただけますので以下に書きます。Aが和歌山でも「今井」や「釜竹」と再会したい、と贅沢な欲を出しているだけです。


白浜町「白熊亭」:
コロナ禍で一度サクッと食べただけなので短く紹介。讃岐と関西の中間を行く感じが記憶に残る。リピートしてみたいと思った。ちなみにこの店はオーナーが有名人だという噂。白浜の町の中にあって便利。居酒屋的な使い方をする客が多い印象。駐車場は小さいのでぶらぶら歩きの途中などにどうぞ。

田辺市「よし平総本店」:
うどん・寿司・しゃぶしゃぶなど和食全般の店。一度だけうどんをいただく。きれいにまとまった味だがAには出汁にも麺にもさほど魅力が感じられなかった。同じような感触はアドベンチャーワールド内の「丼亭」でも感じた。きれいなんだが、、

那智大社「見晴亭」:
青岸渡寺から滝に向かうとすぐの土産物店兼用の小さな茶店。あてにしていた他の食堂がコロナ禍で休業していたため、やむなくそばをいただいたところ、失礼しました、出汁が美味しい。次回はうどんにトライする。黒飴ソフトが大人気の店。境内なので店の駐車場はない。

白浜町「まるふく」:
嬉しいニュースが飛び込む。上富田町にあった「まるふく」という名のうどん屋が継業という形で復活すると。旧店は出汁タイプの佳い店だった。加えてこの店のだし巻き卵が秀逸だった。新店は白浜の湯崎に。というわけで、2021.4.9開店のこの店に4.12に訪問。相変わらず細くてほたほたした感触のうどんと見事に黄金色の出汁巻。それにご飯と香のものがついてだし巻き定食650円は安い。場所はフィッシャーマンズワーフ(有料駐車場あり)向かいの左側の坂道(小さなスーパー横)を登ってすぐ。この時点で若いスタッフたちはまだ少し慣れず、だし巻きは少し水っぽいとはKの感想。旧店の女性スタッフのガス火を自在に操る境地に至るにはまだまだこれから。でも楽しみ。向かいはカフェとシャツの「MUYA」という面白い立地だが、狭い坂道なので駐車はできない。写真は冒頭に。


紀南のおすすめ飲食店:第3回<うどん編>
田辺市
「あそこ・まえだ」:

この近辺で美味しいうどん屋さんは?と地元の方々に尋ねると、上記「まるふく」に次いで名があがった店。内装はあいだみつを風の名言やかわいい人形がいっぱい。どことなく大阪の「のらや」を思い出す。温かい接客。安い料金。これは人気があるはず。ざるうどんとかき揚げ。手打ちうどんは悪くない。揚げ物の上がりにサクッと感はないが油は悪くない。次回は出汁うどんや丼物を試したい。

串本町「はし杭」:
旨くて値段も手頃と評判の店。うどん専門店ではなく食堂。入ろうとすると直前にグループ観光客が、という状況が二度あって未訪問。駐車場はなさそうなので、向かいの「道の駅はしぐい」に停めることになる。

新宮市「こんぴらうどん藤吉」:
この店もまだ機会がない。間接的な評判を知っているだけだが、名前がそそる。美味しい讃岐うどんが食べられたらいいなと狙っている。



方針と注意書き
・私たちの店選択の基本方針は、まず美味しそうなところ。次になるべく安心な
材料を使っているところ。また、経営者たちが頑張ってるところ。そしてできるだけ地元民や
地元資本が経営する店に行き、ささやかながら地元にお金を払うことです。

・紀南とは和歌山県の南部です。熊野エリアも含みます。具体的には印南町以南となります。ただし、ここでは一部三重県や紀北に属する店も書いています。
・実地に訪問した飲食店等のリストです。
(ごく一部に未踏=未訪問だが必ず行
く予定の店があります。)
 
・ほとんどの店は夫婦で訪問しました。A(夫)が文を書き、K(妻)が
監修、補足、訂正しています。
 
・紙面の都合で住所など情報は最小限としました。この文をきっかけとし、詳細は各自で調べて下さい。

・同様の理由で不鮮明な(小サイズの)写真ばかりで申し訳ありません。
・詳細記事→店名になっていれば、それをクリックしていただければ別の詳しい記事とリンクできます。こちらでは写真も鮮明です。
・店には原則駐車場が有ります。無い場合はその旨書きます。
・コロナ禍による諸変更は逐一追跡できていませんし、言及していません。





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Posted by gadogadojp at 20:00│Comments(0)飲食店グルメ
 
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