紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>

2021年09月02日

紀南のおすすめ飲食店

コロナ禍が一段落したら紀南にぜひおいでください。
たくさんのおいしい食べ物・料理、おもしろい人たちが待っています。

夫婦で紀南に移り住んで4年の節目に、このリストを作成しました。
文末に添えた”方針”にも書きましたが、原則的にすべて実際に訪れた店です。ただ、コロナ禍による(営業時間や業態など)臨時変更についてはふれていません。

ジャンル別に連載します。第11回は甘いもの(和菓子・洋菓子他)編です。


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>

「choux」



紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの>

Kは洋菓子全般に通じています。コロナ禍の今いちばん食べたいスイーツの店は?と尋ねると彼女は「クリオロ」(東京。神戸に支店あり。)のニルヴァナか「イデミスギノ」(東京。神戸発。)かと言いました。流石にそのレベルの店は紀南にはありません。でも彼女はいま中辺路「一菓」のスイーツにはまっています。また、「ピエン」のジェラートクラブに入会しているのでおいしいアイスがいつも冷凍庫にあります。「ICHIE」のシフォンケーキはAにも食べやすい逸品です。パン店などの焼き菓子も美味しいものが多いのですが、一例だけあげれば「サン」のタルトが優れものです。各カフェも上々のスイーツが用意されています。そう考えると、紀南もなかなかですよね。

Aはどちらかというと和菓子が好きです。けれど近所には純和菓子店がありません。田辺は支藩ながら城下町だから、和菓子店は多いはず。もっと調べなくては。とはいえ、Aにとって紀南での本命は実は蓬餅です。この点はとても恵まれています。短いトリップをしさえすれば様々な個性の蓬餅が手に入りますから。あとはパン店のアンパンには目がなく、パンの項目の店のアンパンはいずれもgoodです。




紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
上富田町
「山の奥のお菓子屋さん」:

そば「おおみや」手前。古民家をリニューアルした可愛い焼き菓子やさん。姉さんが店をデザインして妹が焼く。現在のところ土日のみ。しかも不定休。いずれ小さなカフェをしたいという夢があるそうだ。美味。詳細情報→「山の奥のお菓子屋さん」


上富田町「かぎあな」:
上富田町の町中(旧熊野街道)からちょっと奥に入った「福すし」の駐車場に車を停め、狭い道をわずかに西に歩くと本店が。ワッフル各種あり、テイクアウトで。プレーンだけでもおいしいが、トッピングが楽しい。詳細情報→「かぎあな」  現在は店を閉め、キッチンカーで営業中。たとえば上富田の「おおみや」さんで。2023。7


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
上富田町「LIO Crepe」:
「かぎあな」から車で2.3分の場所にある苺農家の営むクレープ店。苺シーズンだけの苺クレープを食べてみた。苺はもちろん、生地・クリーム共に上々だし500円は安い。詳細情報→準備中


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
田辺市「ICHIE」:
軽やかでほのかに香ばしい見事なシフォンケーキを焼く。プレーン、抹茶、紅茶系など正統派の品揃えに加えて季節ごとにバラエティーが。田辺市街地にあるカフェは古民家をリニューアルして落ち着く。ゲストハウスを兼ねる。駐車場は隣地。白浜アドベンチャーワールド向かいの貸別荘に土日のみ出店。詳細記事→「ICHIE」


田辺市「まるぜん」:
「まるぜん菓舗 海蔵寺店」。花びら餅など、季節(行事)の上生菓子が入手できる。予約が無難。駐車場はないが、短時間なら店前に停められる。


田辺市「辻の餅」: 2022.12加筆
市街地の老舗和菓子屋。店構えも”辻”に建つ雰囲気が上々。名物おけし餅の外見が可愛く、感触は赤福を思わせてなかなかの美味しさ。みたらし団子を注文するとその場で香ばしく焼いてくれる。狭い道だが駐車場は少しだけ離れたところに用意されている。ただ私たちは駅前の駐車場に停めてぶらぶら歩く。


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
田辺市「観音山フルーツパーラー」:
紀北の大人気パーラーが田辺市の「よってって稲成店」二階に新店を。内装などは簡易だが、意外にもフルーツパーラーが見当たらない紀南では貴重。フルーツたっぷりのパフェ類は魅力的。詳細情報→「観音山フルーツパーラー田辺店」


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
田辺市「マリブ」:
新庄の海沿いにあるメルヘンチックな建物。海を臨むカフェだが洋菓子店の姉妹店なのでケーキが安くて人気。コーヒーも悪くない。軽食も水準以上。


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
白浜町「白庵」:
はくあん。夏季限定のかき氷店。梅製品販売の「福梅本舗」の店内にて営業。良い天然水をじっくり凍らせた氷を適切な温度できめ細やかに削って供する。手作り練乳をつけるかどうかは選べる。地元のフルーツ類を多用した各種のシロップも秀逸。紀南ではおそらく1、2を争うレベル。店内は狭いので、コロナ禍の2020は時期や時間を短縮して営業。2021は休止。詳細記事→「白庵」
2022秋、「福梅」に隣接して常設店舗完成


白浜町「三段屋」:
三段壁入り口のゲストハウスだが、ソフトクリームが安くて美味。駐車は隣の公営駐車場に。


白浜町「シャモニー」:
なんとも正しい、町の洋菓子屋さん。円月島をモティーフにした円月カスターもあってこれがなかなか捨てがたい。駐車場には余裕があるが、カーブ途中なので出入り注意。


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
白浜町「オリーブ&ジェラート」:
三段壁から近いカフェだが、美味しいジェラートあればこそ。地元の柑橘やイチゴ、川添茶なども積極的に使い、多品種あり。ただしベーシックなバニラなどは無い。オリーブ畑を所有し、オイルも販売する。私たちはこのオリーブを使ったジェラートも好き。


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
中辺路栗栖川「一菓」:
小さなカフェスペース併設の小さな洋菓子屋。栗栖川の国道の一本奥(旧道沿い)にひっそりと店を構える。女性店主は大阪で修行し、Uターン。場所柄シンプル&ベーシックな洋菓子だが、生クリームの軽やかな質が良い。いちごショートやシュークリーム、プリンが私たちの好物。店前が駐車場だが道は細い。国道寄りの農協銀行前に停められる。詳細情報→「一菓」


串本町「尾鷲牛乳」:
「尾鷲(おわし)牛乳」は紀南で人気の低温殺菌牛乳を生産する牧場。洋菓子店やレストランのジェラートによく使われている。この会社が作るソフトクリームが「道の駅はしぐい」にある。K・A共に好き。牛乳は「あぜみち」「よってって」などで買える(曜日限定。あぜみちなら火・金)。


串本町「儀平」:
串本の和菓子の名店。町に本店、橋杭岩前に支店。甘さ控えめでありがたい。看板のうすかわ饅頭が旨いが、他の菓子もいろいろ試したい。Aはかりんと饅頭が気に入ったがKには少し重いそうだ。詳細情報→準備中


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
串本町「紅葉屋本舗」:
潮岬の集落内にある羊羹屋。五種類の羊羹。外側がサクパリな出来栄えはとても好み。通販もできるが直接店に行くと割安で買える。自宅の立派な応接室に通され試食ののち購入。元は古座川町にあった店を現当主が復活させたそうな。集落内の道は狭いので車の場合は注意。詳細記事→準備中


中辺路町近露「かっぱマーチャント」
名物かっぱ餅の製造元。杵つき。よもぎを練り込んだかっぱ餅や芋餅は田辺周辺のスーパーなどでも買えるが、近露の店を訪ねると少し割安に。ただし店主不在の時間も多い。付近には河童伝説が残る。詳細情報→「かっぱマーチャント」


中辺路町近露「道の駅熊野古道中辺路」:
この小さな道の駅ではよもぎもちが何種類か売られている。納得のうまさ。それぞれ個性的なので好みで。生産者は近隣の方。蓬餅が食べたくなると行く。


中辺路町高原「meguru」:2021.11補足
「山の上の洋菓子屋さんmeguru」。 高原の駐車場近くの小さな店。ホールケーキの予約をのぞいて休業中だが、時折はイベントに出店している。まだ縁がないが、この店の洋菓子をぜひ食べてみたいと思っている。→焼き菓子を食べたが、上々。出会ったらぜひ。


田辺市龍神村「HOCCO」:2021.11追加
「菓子工房HOCCO」。2020年秋に新規オープンした洋菓子店。国道425号沿い。田辺方向からは、「道の駅龍游」のもう少し先、「CONSERVA」より手前。短いが大きな車だと足元が少し心配な細い坂道をあがると店の奥に駐車場。手作り感あふれるかわいい店には美味しそうなケーキ各種。あのとりとんファーム飼育の龍神こっこの卵で作ったプリンは卵味が強い。カラメルソースは別添えという試み。希望の方は早い時間に。


田辺市龍神村「ごまさんスカイタワー」:
高野龍神スカイラインにある道の駅。小さな店だけれど雰囲気が温かくて休憩におすすめ。ソフトクリーム、コーヒーなどがおいしい。


本宮町「CHOUX(シュー)」:
短期間でシュークリームの超有名店になった。この地に根を下ろして店舗を開いたことに感謝。その動機の一つにもなった友人の”なっ茶”も販売されている。駐車場は狭いので、本宮参拝時に歩いていかれることを勧める。原則的に予約で完売。地元民のために予約無し分も用意しているが、早くに売り切れる。Aはもう少し素朴で一口タイプがベストだが、この店のカスタードと生クリームの両方を使った大きなシュークリームはやはり絶品。記事冒頭に写真あり。詳細記事→準備中


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>白浜町「K型チョコレートカンパニー」:
2021年末、パティシェ出身の店主がチョコレートの製造販売の店を白浜に開いた。広島の「USHIO CHOCOLATL」で修行したそうだ。もちろんカカオ豆からの作品で、現在は三種類。試食可。これがチョコ。将来的には増やすそうな。包装紙も小粋。チョコレート飲料もある。旧のナギサビール工場を改造した店舗兼ファクトリーはまだ発展途上だが、座席も用意されている。白浜の名店になりますように。
2021.3追加


紀南のおすすめ飲食店:第11回<甘いもの編>
本宮町「茶房珍重庵」:
本宮店。大社の階段下にあるモダンな建物の一角。そばやうどんもあってそれも美味しいのだが、やはりここではもうで餅を付けよう。抹茶付き。詳細情報→「白浜と熊野のお店いろいろ」




方針と注意書き
・私たちの店選択の基本方針は、まず美味しそうなところ。次になるべく安心な
材料を使っているところ。また、経営者たちが頑張ってるところ。そしてできるだけ地元民や
地元資本が経営する店に行き、ささやかながら地元にお金を払うことです。

・紀南とは和歌山県の南部です。熊野エリアも含みます。具体的には印南町以南となります。ただし、ここでは一部三重県や紀北に属する店も書いています。
・実地に訪問した飲食店等のリストです。
(ごく一部に未踏=未訪問だが必ず行
く予定の店があります。)
 
・ほとんどの店は夫婦で訪問しました。A(夫)が文を書き、K(妻)が
監修、補足、訂正しています。
 
・紙面の都合で住所など情報は最小限としました。この文をきっかけとし、詳細は各自で調べて下さい。

・同様の理由で不鮮明な(小サイズの)写真ばかりで申し訳ありません。
・詳細記事→店名になっていれば、それをクリックしていただければ別の詳しい記事とリンクできます。こちらでは写真も鮮明です。
・店には原則駐車場が有ります。無い場合はその旨書きます。
・コロナ禍による諸変更は逐一追跡できていませんし、言及していません。



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Posted by gadogadojp at 20:00│Comments(0)飲食店グルメ
 
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