「厚切りとんかつよし平」いなり店:田辺市

gadogadojp

2020年11月04日 09:00


ロースカツランチ:1180円だったか1280円だったか


肉好きカツ好きの私は「厚切りとんかつよし平」の稲成(いなり)店にずいぶん助けられました。
紀南への移住を決心した旅の帰り道の夜、高速道路にすぐに入らずにネット検索でこの店を見つけ、入店したのが最初でした。はい、”厚切り”の文字に心躍ったのです。その後もとんかつが食べたい気分でムラムラした時には、車が勝手にこの店に向かいます。


ヘレ二切れの少し控えめランチ:この時点で980円:奥様撮影

最初の入店時には勝手がわからないままでしたが、親切なスタッフの誘導に乗って無事注文を終えました。ロースとヒレが選べたり、ヒレの枚数も選ぶことができる方式は大阪でも馴染みがありましたが、味噌汁が”ひとはめ”か”なめこ”かが選べることに迷いましたし楽しめました。”ひとはめ”とはヒロメのことで、ワカメに近い海藻です。田辺湾で採取されます。歯で切った時の感触がよく、美味です。”なめこ”も好き。迷うところです。

また、ご飯はコシヒカリ(白米)か十穀米から選びます。カツ以外はおかわり自由になっていて、ご飯を最初は十穀米、お代わりはコシヒカリなどという芸当も簡単です。揚げ油は米油で清らかというか無味無臭に近く、今までのところ私は胃もたれ胸焼けなどを起こしていません。揚げごろもはカリサク、肉はジューシー。名手の揚げ方です。特別の肉ではありませんので特別上等な味にはなりませんが、そういう望みをしない限りとてもおいしくいただけます。

「厚切りとんかつよし平」には同じ田辺市に神島台店があります。サービスが素晴らしいここも繁盛店ですが、私はいなり店の揚げ具合が好みです。





ただ、いちばん最近伺った際には揚がり具合が落ちたようで首を傾げてしまいました。厨房(オープンです)を見ると揚げ手がいつもの方とは違い若手になっていました。帰宅して調べると、いつの間にか和歌山県北部に二店舗が生まれていて、「厚切りとんかつよし平」は計四店舗展開になっていました。いつものベテラン揚げ手が技術指導にでも行かれているのかもしれませんが、次回は帰っておられるのか、あるいは若手が腕を上げておられるのか、少しだけ心配しながら近々うかがってみようと思っています。もしもやはり一段レベルが下がっていれば、、、チェーン展開の怖さの実例になってしまいますね。一度離れた客は二度と戻りません。どの店もご注意を。






追記

上記に心配事を書きましたが、その後ようやく店で食事する機会ができました。以前のように良い揚げ加減でいただくことがで来ました。良かったです。注文したのは季節メニューで、みぞれおろしに湯浅醤油をかけ柑橘を絞っていただくのですが、薬味と渾然一体になって美味しゅうございました。ただ後の方はパリサク感がなくなりますがそれでも選びたい良い料理でした。↓







0739-81-0022
和歌山県田辺市稲成町28-21
11:30~15:30(L.O.14:30)
17:00~22:00(L.O.21:00)
木曜定休
広い駐車場あり


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