「ジャバジャバ javajava」:岩出市でアジアンなカレー
和歌山県岩出市の「javajava」(ジャバジャバ)で
スパイシーなカレーをいただきました。
味わったカレーは二種。
アジアでの旅を思い出させるスパイスの使い方でした。
一種盛りのカレーの皿はバナナ葉意匠でしたよ。ジェンガラかしら。
岩出市は和歌山県の北部、大河紀ノ川北岸に広がる人口5万4千人余の市です。
近年では珍しく人口が増え続けています。
整った道をたどり山を越えれば大阪府の南部に通じます。泉南市まで20分少々、関空の付け根りんくうタウンまで30分弱と恵まれた立地を生かして、大阪のベッドタウンとして発達を遂げました。
googlemapで「javajava」周辺の上空からの写真を見れば、田畑の間に小規模な住宅地開発が行われたモザイクのような雰囲気がまざまざとわかります。
余計なお世話ですけれど、人口が減り、経済力が低下した今後の日本で、このエリアがどうなっていくのか、大阪市近郊の諸都市の現状を思うとかなり心配なところです。
ま、それはともかく、現状和歌山県随一の活況を呈しているこの岩出市にはいくつもの魅力的な店舗が営業しています。どうぞ訪れてみてください。
店舗は民家をリニューアルしています。水田が残る周囲の状況を見れば、豊かな農家の家屋だったのかもしれません。立派な石が立っています。駐車場は広いとは言えず、大きな車だと少し神経を使います。靴を脱いで上がります。
インテリアは古道具など使って良い雰囲気を出しています。古い時代のバリ島を描いた絵画が飾ってあります。ヒンドゥーの割門が懐かしい。
聞けば店主はバリ島で暮らしておられたことがあるとか。つい「私の心の故郷です」などと言わなくても良いアピールをしてしまいました。うざい客でしたでしょう。
妻の撮影
この日のカレーは三種でした。二種、三種のあいがけもできるそうですが、私たちは一種盛りで。
私はひき肉と豆のスリランカカレー、妻は魚貝のマレー風カレー。
先日訪れたすさみ町の「カレータナカ」とあわせ、魚介のカレーが食べられる店が和歌山県で二軒見つかって嬉しい、とモルディブ好きな妻。
ひき肉と豆のスリランカカレー
魚貝のマレー風カレー:妻の撮影
二皿ともにスリランカやインドネシアorマレーシアの現地でいただいたような気持ちになれるココナツやスパイスの使い方でした。いわゆる”風が吹く”ってやつです。もっともスリランカに行ったことはないのですが(笑)
野菜をふんだんに盛ったビジュアルもその鮮度や旨味もとても美味しく感じました。
辛さは(辛さに平気な私には)マイルド。ご飯は柔らかめの炊き上がりでした。何らかの意図はあるのでしょうか?
桑の葉とミントとクローブのアイスクリーム:妻の撮影
加えて秀逸だったのは、一つだけ注文したスパイス&アイスクリームの一品。桑の葉とミントとクローブと書かれていたのを二人とも気になって。
スプーン二つ添えてくださった形が可愛かったのですが、驚いたのはそのお味。峻烈なクローブの香りを効かせて目が覚めました。文句なくうまいです。
白浜から岩出市まで足を伸ばす機会は少ないのですが、いずれ必ず再訪します。また紀の川市「コパン」でチーズを買った帰りかな。
外観:妻の撮影
0736-67-7207
和歌山県岩出市畑毛(はたけ)175
月・木・金・日営業
11:00~15:00
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