紀南のおすすめ飲食店:第10回<ラーメン・中国料理編>
紀南のおすすめ飲食店
コロナ禍が一段落したら紀南にぜひおいでください。
たくさんのおいしい食べ物・料理、おもしろい人たちが待っています。
夫婦で紀南に移り住んで4年の節目に、このリストを作成しました。
文末に添えた”方針”にも書きましたが、原則的にすべて実際に訪れた店です。ただ、コロナ禍による(営業時間や業態など)臨時変更についてはふれていません。
ジャンル別に連載します。第10回はラーメン・中国料理編です。
柑月
紀南のおすすめ飲食店:
第10回<ラーメン・中国料理編>
ランチを素早くしっかり食べたい日にはラーメンを選ぶことがよくあるAです。
でも子供時代の神戸・西宮にはラーメン専門店は皆無に近く、東京に出て大学前の「メルシー」で事実上の初体験。そのラーメンは魚介の味がしました。そのせいもあるのでしょうか、豚骨や鶏ガラの出汁をベースにして、加えて魚介風味が感じられるスープを今も好みます。また、麺とスープの混然一体感が好きです。ちなみに県内の他地域では有田市「清乃」と有田川町「月の家」が好きです。
Aは化学物質に弱いのが困りものです。ファストフードや町の中華屋でつい食事してしまい、後口が悪いくらいならまだしも、胃痛や吐気、全身の脱力が起きたことが何度もあります。中国料理、中華料理は大好きなのですが、高級店であれ庶民派であれ、化学調味料等の使用が怖くて飛び込みが躊躇われ、なかなか店の数が増えません。
下記の店が化学調味料を使っていないわけではありませんが、少なくともAに実害はありませんでした。
ちなみに、上述の「メルシー」では最近”化調ヌキ”の注文ができるそうですね。新鮮な驚きでした。
上富田町「口熊野食堂」:
ヘビロテラーメン店。便利なスーパー「エバグリーン」に近い富田川沿いにあって、店外からの眺めも気に入っている。広い店ではないが、精一杯感染対策を施している。Kは塩ラーメン系の潮そばが好き、Aは魚○(うおまる)が好き。これにパラリと仕上がった半チャーハンのつくセットを注文する事が多い。写真は魚○にチャーシューをトッピングしたもの。スープの麺への絡まり具合がいい。餃子も旨い。詳細記事→「口熊野食堂」
御坊市
「らあめんたんぼ」:
御坊は紀南ではないが、大阪や和歌山市との往復に利用しやすいので書き留める。塩、醤油、味噌(冬場)とスープの幅が広く、いずれも旨い。麺は細い。海老雲呑が良い。Aは醤油ラーメンと別皿海老雲呑がベスト。Kは塩。国道から一本入った道。田んぼ向かいの駐車場は広いが、店横や前にも停められる。詳細記事→準備中
田辺市本宮町「とりそば下地橋」:2022.12追加
店先に鶏が放飼されている癒しの光景。古ぼけた建物。券売機。来店者が多いのに親切な応対。味わい深い麺。きれいな味のスープ。おいしい鶏肉や鴨肉。国道168号に沿った便利な場所にこういう店があることが嬉しい。熊野本宮から車で4,5分。駐車場が狭く、路駐する車が多いところに注意を。詳細記事→「とりそば下地橋」
白浜町「丸田屋」:
ラーメン店。岩出本店はたいそう評判が良いので、白浜店がオープンしたのを機に二度行った。スープはとてもいい。和歌山ラーメン井出系の豚骨+鶏ガラだろうが「井出」よりシュッとした味。もちろん茹で卵と早鮨(白浜のはま乃製=上々だが化調あり)が卓上に。麺はやはりシュッとした仕上がり。この感じが好きな人はハマるかも。しかし私には凹凸がなさ過ぎた。特に麺の舌触りが。とれとれ市場向かい。駐車場広い。
白浜町「白浜笑福」:2022.12追加
和歌山ラーメン。ラーメン好きが嵩じてとうとうご自分でラーメン店を開いたというご主人。気の利く奥様がフロアーを担当。常連客に特製がお勧めと聞いて注文。なるほど、チャーシューが美味しい。麺やスープも良いが、自家製メンマがストライク。和歌山ラーメンは私には少々きついので、今後たびたび訪れることにはならないだろうが、ラーメン好きの方には一度足を運んで試してもらいたい店です。駐車場は店の裏手。狭い道だが信じて進入を。
白浜町「おかげさん」:
「紀州らーめん おかげさん」がフルネーム。 4年近く前に、半端な時刻に虫養い的に訪れたので記憶は薄れている。たしかチャーシューメンだと思うのだが、スルスルっと胃におさまったので店主においしいですねと告げたような。町の中心部、紀陽銀行前のロータリー付近で駐車場はない。なお、この付近から銀座通りにかけて「八両」など数軒のラーメン店が存在する。
白浜町「柑月」:
ラーメン。かんげつ。シーモア(キーテラス)にあるが、外の道路から入れる。モダンで清潔な店。カウンター。白浜ラーメンと銘打ってかなり清らかで美しいラーメンを供す。ガツンとしたパワーはないけれど、ラーメンを食べて浄化された気分になるのは珍しい。柑橘など材料に拘っているので少し高めの値つけ。飲んだ後の安心できる夜食にも良いのでは。詳細記事→「白浜と熊野のお店いろいろ」記事巻頭に写真あり。
田辺市「シャカリキ」: 2022.3追加→閉店
沙茶ラーメンが旨い。手作りエビ味噌の良い香り。教わったものだが、今となっては手作りしている店は当店だけではないかとおっしゃる。他のラーメンもあり、コロッケや唐揚げもあり、焼肉もあるオールマイティーなお店。営業時間が短いので注意。田辺市街地の海沿いを走る県道沿いの複合施設敷地内の一軒家。
中辺路町「菜菜」:
中華料理全般の庶民的な店。国道311号沿い。栗栖川集落の少し先。近所にあったらヘビロテしてしまいそうにとにかくレベルが高くもたれない調理。量は多い。案内によれば店主は高齢者だそうだが、オープンキッチンではないのでまだお目にかかったことがない。かつて本格中華店の料理人であったのだろうがスタンスは町の中華料理店。中華粥があるのが嬉しい。味付けはやや淡白よりで、例えば餡かけ料理のスープもサラッと仕上がる。だが、唐揚げなどはしっかり調味していてメリハリがある。現在メニューから消えたが点心もあった。親切な奥様がテキパキと店を仕切る。土日は予約しないとなかなか入店できない。個室座敷あり。土禁。詳細記事→「菜菜」
白浜町「南京」:
中華料理全般の庶民的な店。正しい町の中華屋さんで的をえた味付け。メニューになかったが肉団子のから揚げを快く作ってくれた。一部の料理に化調を強く感じるのが残念。活気があふれた店なので、昼休みどきを外すのがベター。すぐそばにパンの「トゥクル」。
白浜町「品品香」: 2022.12追加
手練れの店。老練なご主人が腕をふるう価値ある店。内装はいかにもな純中国風。北京料理(ダック)や四川料理(麻婆豆腐)も用意しているけれど、ルーツは南部海岸寄りの料理だと思われる。たとえば(食べていないが)海鮮おこげ、など間違い無いのでは?アラカルトで注文できるけれど、店の品格や客回転数などから考えて、一品で済ませるのは気が引ける高級店。ただしサービスはフレンドリーだし、格式ばる必要はない。予約必須。詳細→準備中
方針と注意書き
・私たちの店選択の基本方針は、まず美味しそうなところ。次になるべく安心な
材料を使っているところ。また、経営者たちが頑張ってるところ。そしてできるだけ地元民や
地元資本が経営する店に行き、ささやかながら地元にお金を払うことです。
・紀南とは和歌山県の南部です。熊野エリアも含みます。具体的には印南町以南となります。ただし、ここでは一部三重県や紀北に属する店も書いています。
・実地に訪問した飲食店等のリストです。
(ごく一部に未踏=未訪問だが必ず行
く予定の店があります。)
・ほとんどの店は夫婦で訪問しました。A(夫)が文を書き、K(妻)が
監修、補足、訂正しています。
・紙面の都合で住所など情報は最小限としました。この文をきっかけとし、詳細は各自で調べて下さい。
・同様の理由で不鮮明な(小サイズの)写真ばかりで申し訳ありません。
・詳細記事→店名になっていれば、それをクリックしていただければ別の詳しい記事とリンクできます。こちらでは写真も鮮明です。
・店には原則駐車場が有ります。無い場合はその旨書きます。
・コロナ禍による諸変更は逐一追跡できていませんし、言及していません。
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