「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん

2020年10月19日

新型コロナウィルス感染症の流行という災害の下、悩み苦しみ考え抜いて店を開き続けている飲食店の現状を短く紹介していきます。ただしこの災害の今後の状況により、本プログの情報はたちまち古びてしまう可能性があります。


「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん

ある日のランチメニューから”飲茶天津飯”。この品数とボリュームで980円でした。


今回ご紹介する「菜菜」に最後にうかがったのはこのコロナ禍の直前でした。その後のこの店の営業状況はF Bでの細々とした情報しか知ることができませんでしたが、どうやら数日の休業だけで営業再開されたようです。ただ臨時休業は時々ある店ですので、その点はご留意ください。(わたしも、訪問数より空振り数の方が多い、、)


「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん

これもある日のランチメニュー”飲茶お粥”980円。奥様撮影。


ある時どこからだったか中辺路の山奥に「菜菜」という美味しい中華料理屋さんがあるという噂を聞きました。地図を確かめ、迷いやすそうな道のりを脳内シミュレーションしていました。ところがすぐに移転され、ようやくうかがったときには店名を知ってから2年が経ってしまっていました。新しい店は国道311沿いにあるのでとても便利にはなりましたが、派手な看板がないので行き過ぎてしまう客もいるはずです。

田辺市街方向から311号を来た場合、栗栖川集落をすぎて間も無く中川という川をわたるとすぐに国道371号との分岐三叉路があります。店はそのすぐ先の左手にあります。42号から分岐した311号の出発点岩崎交差点から20Km、20~25分というところです。

「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん



「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん




店が開いていて、座席も空いていればこっちのものです。何を注文してもおいしくてボリュームのある、正しい町の中華屋さんの料理がが間も無く運ばれてくるはずです。
町じゃないけど。


どうしてもこの店で食べたい場合は予約しておくのが賢明です。ランチの場合なら、この店に振られてもこの先に道の駅などがありますが、夜になると前も後ろも開いている店など一つもない環境ですから。


「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん

この日は酢豚と唐揚のランチを注文しました。ランチは毎日数種類が用意されています。


正しい町の中華屋さんですから、特別なお勧め料理はありません。豊富な献立から食べたいものをチョイスされれば良いのです。ただ私たちは、近所の一般的な中華屋さんでは食べることができない飲茶(ヤムチャ)やお粥に惹かれています。また、化学調味料のあとくちが残らないことが嬉しい店です。
客席から厨房は見えませんが、中華鍋をふるう音や匂いは漂ってきます。見えないところから客のために心を込めて料理を作ってくれている、そんな気がすることで尚更正しい町の中華屋さんだと思いました。

「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん




「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん

メニューには中国語や英語は書かれていませんが、写真付きなのは旅行者には親切ですね。


「創作中華 菜菜」:中辺路の正しい中華料理屋さん



「創作中華 菜菜 (サイサイ)」
0739-64-1122
和歌山県田辺市中辺路町川合1429-1

営業時間や定休日はフェイスブックなどSNSや電話といった最新の情報で確認してください。




独り言<町の中華>
中華料理に求めるものは人により状況により千差万別ですが、その中に”うまくて早くて安くて量がある”という、客にとって都合の良いニーズがかなりのパーセンテージを占めることは疑いのないところです。つまりは「町の中華」の需要ですね。どの地方の町にも古くからあったように見える大衆店の全国的繁栄の歴史は意外に新しく、1972年の日中共同声明以降のことだと言います。中華料理ブームが起きたことによって、ちょうど近年のタピオカのように新規参入者が増えました。つまりは畑違いの(主に日本人の)「料理人」が大挙して中華料理に参入したわけです。当然料理の粗製濫造は免れず、粗悪な食材と化学調味料の大量使用でごまかした、腹は満たされるが体調を崩す原因になる中華料理が全国に広がりました。

しかしバブルの到来は、香港などからの中国人料理人を招いた本格的で現代的な中華料理店の経営を後押ししました。そういう店での料理人の技術は高く、化学調味料の大量使用に頼らずに旨味を出し、素材を生かした淡白な味わいと美しい見栄えを楽しむことができる中華料理店が増えました。一食あたりの単価は随分高いものになりましたが、日本における中華料理は階段を何歩も上がったと言えます。

続くバブルの崩壊・リーマンショック、デフレに伴う収入減という様々な不景気事象の長期化は、バブル期の本格的中華料理店の存続を危うくしました。たくさんの店が縮小、閉店し、料理人たちが町に散っていきました。また、高齢化社会ゆえ、定年退職された料理人たちも仕事から離れて生きておられます。そういう方たちがいま全国各地の町や村で、地域密着・新しい工夫・良心的な料理などさまざまなポリシーを掲げて新しい中華の波を起こそうと奮闘されているように見えます。とても楽しみな状況になってきました。




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Posted by gadogadojp at 16:00│Comments(0)グルメ
 
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