「バレスタ」:白浜のスペイン料理

2020年09月17日

新型コロナウィルス感染症の流行という災害の下、悩み苦しみ考え抜いて店を開き続けている飲食店の現状を紹介していきます。ただしこの災害の今後の状況により、本プログの情報はたちまち古びてしまう可能性があります。


「バレスタ」:白浜のスペイン料理

アサリのパエリア


「スペインバル バレスタ (SPAIN BAR VALESTA)」

スペイン料理が、特にパエリアが食べられる店が白浜に生まれた、と知った時にはいささか驚きました。
これは一度は行かねばならないと思いながら1年以上過ぎて、今年3月にようやく初訪問できました。
そのきっかけは、白浜で「好日庵」という古民家ゲストハウス を営むHさんのフェイスブック。この方がおいしいとおっしゃる、つまりゲストにも勧めるだろう地元の店には経験上信頼が置けるからです。


「バレスタ」:白浜のスペイン料理

アサリ


店の立地は白浜の中心地のはずれといえる場所です。白良浜の温泉(白良湯)から徒歩7分。銀座通りを進み、柳橋足湯を過ぎてさらに奥まで歩くとたどり着きます。車の場合は、とれとれ市場から白良浜方面に向かうと、「大浦」という大きめの交差点をやり過ごして、次の「垣谷」という小さな交差点を左折するとまもなく右手にOS会館というパチンコ屋がありますから、その駐車場に停めてください。店は道路を挟んで反対側にあります。日中は目立たないログデッキ風の店構えですが、暗くなるとそこだけ照明だけ浮き上がったように見えてすぐわかります。

「バレスタ」:白浜のスペイン料理

妻の撮影


店内空間は予想以上に広く、カウンター席(バルですな)と奥のテーブル席(グループ客にぴったり)がほどよく離れています。私はずいぶん昔のマドリードのバル群を少し知っていますが、その天井の高い空間の贅沢な広さに驚いたものでした。うん、テイストが近いと思いました。

この店は御夫婦で営んでおられます。旦那さまがキッチン、奥さまがフロアーという役割分担。フレンドリーですがとても好ましい距離感で接客していただけます。また、料理に対する熱意も感じ取ることができます。歩いて行ける距離ならもっと頻繁に来れるのにと思いました。(お酒飲みたいですから)

スペインバルですから当然タパス(tapas)が充実しています。オリーブ、イワシ、生ハム、ムール貝、、これらをつまんでスペインワインやビールでいっぱいやりながらパエリアの出来上がりを待つのが日本のスペイン料理店の王道になります。


「バレスタ」:白浜のスペイン料理

生ハム


パエリアは4種類。オーソドックスな魚介、そしてイカ墨、アサリ、そしてバレンシアとわかりやすく命名されています。パエリア発祥の地の名がついたバレンシアのパエリアにはうさぎ肉が使われています。未食ですが楽しみです。イカ墨やアサリの場合は焦げを作らずイタリアのリゾットに近い感触に仕上がります。それぞれがパエリア(鍋)の大きさによって4種類用意されていますから融通が効きます。これらはもちろん米で調理されるのですが、嬉しいことにショートパスタ(フィデウア)に換えることも可能なのだそうです。フィデウアのパエリアは私のちょっとした憧れですので、次回以降の楽しみができました。


「バレスタ」:白浜のスペイン料理

スパニッシュオムレツ



コロナ禍の初期で、店のHPサイトから予約して伺ったのですが、この日は店は閑散としていました。おかげで不安なく食事ができたのですが、私たちとほぼ入れ替わりに来られたノーマスクのグループ客は席に着くや否や喫煙し(当時は禁煙可)、大きめの声で話をはじめました。かなわんなと正直思いましたが、その後全国的に店内の喫煙は禁止され、また、近隣でのコロナ陽性者の続出により、今はきっとお客様たちの店内コロナマナーも改善されていることでしょう。(悲しいですね。タバコはともかく早くワイワイと騒ぎたいですね、飲食店で)そうそう、書くのが遅くなりましたが、ここ「バレスタ」では、一時テイクアウトだけの営業となり心配していましたが、夏にはイートインが復活しています。私たちも早く行きたいものです。

「バレスタ」:白浜のスペイン料理





0739-20-4410
予約可
和歌山県西牟婁郡白浜町3300-17

以下の営業情報はすぐに変更される可能性あり。詳しくは店のHPサイトにて
17:30~22:00
土日はランチタイムあり(12:00~14:00)
定休日 水・木曜日



同じカテゴリー(グルメ)の記事

Posted by gadogadojp at 16:00│Comments(0)グルメ
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。