「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

2020年09月25日

新型コロナウィルス感染症の流行という災害の下、悩み苦しみ考え抜いて店を開き続けている飲食店の現状を短く紹介していきます。ただしこの災害の今後の状況により、本プログの情報はたちまち古びてしまう可能性があります。


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

自宅


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

自宅

「一菓」(いちか)は中辺路の栗栖川(くりすがわ)にある小さな洋菓子店です。

女性店主は大阪で修行されて後のUターン開業だと聞いています。

自ら「田舎」と名乗る地域にある店ですが、地の人々に愛されることと修行の成果が発揮できることとの按配を見据えながらケーキ作りに励んでおられるのではないかと私は勝手に想像しています。
なぜなら、まだ三回ほど訪問しただけですけれど、オーソドックスな見かけのスイーツながら、洋菓子が得意でない私がスルッと食べられる垢抜けた味に仕上がっているように思うからです。


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

テイクアウトしたシュークリーム。奥様撮影。向きが修正できません。

このとき「一菓」のシュークリームは季節限定品でした。一人で作ることのできる品種は限られているでしょうが、シュークリーム好きな私は年中食べたいです。

なお、店内には狭いながらもイートインできる席がちゃんとあります。地元民には喫茶店としても愛されているように思います。
ただ私はコロナ禍が激しくなってからはうかがっていないので、現状はわかりません。


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん




私は、国道311号から一歩入ったところにあるこの店に気付いていませんでした。
教えてくださったのは、栗栖川の歯科医院のみなさんでした。ちょっぴり自慢げにこのケーキ屋さんを語る様子を見て、栗栖川という土地柄をも少し理解した気になりました。

そもそも栗栖川という集落は、旧中辺路町(現在は田辺市に編入)の中心地でした。役場も消防署もここにありました。

そのためでしょうか、栗栖川周辺には私が知る限りでも佳店が五軒あります。ここ「一菓」、近隣の方にはおなじみの豆腐屋さん「古久保豆腐」、中華が優しくてうまい「菜菜」、未体験ですが趣味性たかそうな「カフェ・ド・リッカ」、宿が人気でランチもいい「霧の郷たかはら」。。。きっと他にもあるはずです。
過疎化進む日本の”田舎”ですけれど、食文化を通じてその衰退を食い止める道が見つかりそうに思います。「一菓」もその一翼を担っておられる、、、

私は楽観的すぎますか?


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

木の看板がそそります。


「田舎のケーキ屋 一菓」
0739-64-1230
和歌山県田辺市中辺路町栗栖川74-1
10:00~18:30
月曜・週2回火曜(変更ありえます)

国道311号で栗栖川に入ると、紀南農協の建物があり、その1,2軒奥に「一菓」があります。ただし店の正面は北側の旧道に向かっていますので、少し見つけにくいかもしれません。店前に小さな駐車スペースはあります。


「田舎のケーキ屋 一菓」:中辺路のケーキ屋さん

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目の前の川は富田川です。けれど古来栗栖川と呼ばれていたようです。(下流は岩田川)栗栖という地名の由来にはあれこれ説がありますが、私としては古代豪族物部氏の同族の栗栖氏との関わりを疑いたいところです。今のところ根拠はありませんが。




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Posted by gadogadojp at 22:00│Comments(0)飲食店グルメ
 
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