「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ

2020年09月24日

新型コロナウィルス感染症の流行という災害の下、悩み苦しみ考え抜いて店を開き続けている飲食店の現状を短く紹介していきます。ただしこの災害の今後の状況により、本プログの情報はたちまち古びてしまう可能性があります。

「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ




「ツバキ コーヒー&モア (TSUBAKI coffee and more)」は、和歌山県最南端の町串本町の町中にあるアメリカの匂い漂うモダンなカフェです。

JR串本駅から歩いて4分と便利な場所ですが、車で行かれた場合はちょっぴりコツがあります。
国道42号は串本の町をぐるっと回るように通じています。42号に三方を囲まれたような旧市街地は狭い道が多いのですが、「ツバキ コーヒー&モア」の建つ東海岸沿いは埋立地のようで※①、碁盤の目のように通りやすい道路が通じています。その道のうち、42号から一本だけ海側に並行した道に店はあります。モダンな外観ですが、けばけばしくはありませんので一度は見逃すかもしれませんが、なに、Uターンすれば見つかるでしょう。駐車場は店前と道路を挟んだ場所にあり、合計6~7台分でしょうか。

※①地理院地図の1961~69年度写真で確かめると、確かにここは海でした。1974~78年度の写真では埋め立てられています。この店も改装前は物流倉庫だったと言います。ちなみに、串本の旧市街地の大部分は、潮岬島との間に生まれた陸繋砂州の上に成立しています。


「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ




「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ

店の外観(奥様撮影):トラックの荷付・荷下ろしに便利そうな高さに床がある建物です。つまり、店に入るには階段をわずか登らねばならず、バリアフリーではありません。左手の平面の建物がキッチンです。


インテリアもセンスの良いアメリカンスタイル。私の好みのインテリアとは言えないはずなのにとても居心地が良いのは、どこか土や潮の匂い、いえ地に足がついた風情が感じられるからでしょうか。


「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ



店の根幹はコーヒーです。「COFFEE from BROOKLYN ROASTING COMPANY」とインスタに書かれている通りの、レベルの高いコーヒーが飲めます。他に平日にはサンドイッチ的な軽食も用意されていて、アメリカン流ではありますがなかなかおいしいです。
(お子さまが生まれる前はランチも用意しておられました。)

カウンターとコーヒーは旦那、キッチンは奥様(と親族の皆さん)という若いご夫婦が営む心地良い店です。最初にうかがったときには旦那が赤ちゃんをあやしながらコーヒーをたててくださいました。”地方”の町串本で、こういう店を作りこういう子育てをしながらの経営をなさっていることに嬉しい思いがこみ上げてきます。

そういう店だからでしょう、ふだんの客層がすごくいいとお見受けしました。

「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ



私たちの楽しみはもう一つ。ここには落花生からピーナツバターを作る道具があり、製造したばかりの混ぜ物のないピーナツバターを買うことができます。私たちは芦屋に住む義妹夫婦に教えてもらった某店しか知らなかったのですが、大阪府でも1,2軒しかないとのこと。しかも価格は格安。興味のある方はそれだけでもこの店に立ち寄られる価値があると思います。


「ツバキ コーヒー&モア」:串本の町のアメリカンモダンなカフェ




「TSUBAKI coffee and more」
0735-70-4500
和歌山県東牟婁郡串本町串本2435

月〜土 9:00-19:00(LO18:00)
日曜日12:00-18:00(LO17:00) :焼き菓子とドリンクのみ
   定休日 水曜日

※2020.9.28~10.1リフレッシュ休業



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Posted by gadogadojp at 23:50│Comments(0)飲食店グルメ
 
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