ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

2009年04月03日

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

「グアバジュース」〜氷も砂糖も入っていません

「サリ・オーガニック」(Sari Organic)
は、バリ島ウブドの素敵な田園レストランです。

十年、二十年の時間が経って、ウブドのハノマン通り(有名なモンキーフォレスト通りに平行した通り)からさえ、建物の間から田園を透かし見ることはほとんどできなくなりました。モンキーフォレスト通りとの合流点からちょっと南に下るだけで、一面のライス・フィールドに竹製の「鳥おどし」がカラコロ鳴っていたものでしたが、今は道路沿いに立ち並ぶホテルやレストランに入店しないと眺めることができません。

そのため、久しぶりにウブドを訪れた旅行者の中には、ちょっぴりがっかりした人も多いのではないかと思います。
田園の見えないウブドなんて…と。

でも、googlemapの衛星写真を見ることが可能な方は、ウブド周辺の拡大映像で一目瞭然。ウブドはまだまだ田園に取り囲まれています。インドネシア人、バリ人の村落共同体や農耕意欲をなめちゃだめだ、ということでしょうね。

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 「タマリンドジュース」〜蜂蜜入り

だから、ウブドに行ったら、ジャラン(通り)の散歩だけでなく、少しばかりで良いから時間を割いて、ライスフィールドのまっただなかに入ってみたいものです。

今回私たちは、目標を設定して田園散歩しました。
その目標が、このワルン「サリ・オーガニック」です。
その名の通り、化学調味料や農薬にまみれた食事をとらなくてよい、心強い食堂です。
ただし、
田園の細い未舗装道を15〜20分歩きます。

その途中のすばらしい景観〜雨季の稲田〜は近く写真をアップすることにして、
今日はその「サリ・オーガニック」の紹介です。

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 てくてく歩いて行くと、左手がワルン。これが看板です。

11時20分ころに着いた頃には、店内にはまだ客の姿は無く、下の階の調理場まで声をかけにいったくらいひっそりしていました。
けれど、私たちが食事を終える頃には、店内の半分以上の席が埋まり、にぎやかになっていました。
店内は完全吹き抜けで眺めが良く、落ち着きます。

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 このあと訪れた白人客は、この椅子にねそべって料理がくるのを待っていました。そうしたくなるのもわかります。でも、日本人にはこのリラックスは難しいですね。

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 私たちの席からの眺め

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 小さな女の子二人と両親の白人客。この親御さんはしつけをがんばっていて、子どもがちょっと大きな声をだしても『シーッ』

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 サテ・イカン〜魚のサテと季節の温野菜

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 LONTON〜豆腐にテンペ、それに数種の野菜のカレー 写真以外にごはん(赤米付き)も


さて、料理ですが、
味つけは優しく、上品です。
力強い野菜がおいしいです。
赤米がいい味です。

が、しかし、
日本でも感じる事ですが、いわゆる「自然食レストラン」(チェーン店じゃないですよ)など、素材の良さを売り物にする店特有の、大人しすぎる味つけのように感じたことも事実です。
香辛料、塩といった基本調味料の使用が控えめなのは、自然食の王道なのでしょうか。
私たちが日頃「あざとい」料理に慣れすぎているから?
いえ、やはり料理としてのメリハリのつけかたに若干の不満をおぼえます。
具体的に言うと、
「わくわく感」「おどろき」が少なく、途中でやや飽きてくるのです。
素材の良さに頼り過ぎだと思います。

だから、このワルンに行かれる際には、たとえばカップルなら二種の料理をシェアして、飽きを防止なさるのが賢明かと思います。

とはいえ、ロケーションも含めて素敵なレストランであることに違いはなく、
次もまた行きたいと思うのですが。

ウブドの田園レストラン「サリ・オーガニック」

 

行き方などの情報は次回を「待たれよ」

その後の追加記事

「ウブドのライステラス」〜「サリ・オーガニック」への道順など書いています。
田園の「ワルン・ボダッ・マリア」は「サリ・オーガニック」〜2011年の再訪問記事です。
「ワルン・ボダッ・マリア」(「サリ・オーガニック」)〜2013年夏の最新記事です。


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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)グルメ
 
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