カキアンバンガローな理由~その1
2009年04月29日
ウブドでは、「カキアンバンガロー」にわらじを脱いだ。旅籠か?
六泊のすべてをカキアンに泊まり、アマンダリに泊まらなかったのは、
財布の中身が乏しかったからだけ(笑)じゃない。
どんなすてきなところでも,短い人生の間に行けるのは一回だけに違いない、という諦念がどこかにあるgadogado。
だから幸運にも二度以上訪問する際には、前回と違う宿にとまりがち。
ソウル、プサン、キョンジュ、バンコク、チェンマイ、サヌール、ウブド、ユングフラウ山麓など複数回訪問した海外の町では、すべて違うホテルに宿泊した。
国内でも、たいていは、別のホテルや別の温泉宿に宿泊する。
自分が「常連」になるのが恥ずかしいという性癖に加えて、
少しでも違う体験をしておきたいという、好奇心に負けてしまうから。
もっと良い宿があるのではないかと欲張ってしまう。
諦念があるゆえに欲張ってしまう。
とはいうものの、国内では同じ宿に何度も泊まったことも、やはりある。
ただそれは、その宿があまりにCPまたは便利度が高いか、
(例:「ダイブイン浜」「ホテルミヤヒラ」や、いまは廃業された「浮島タウンズホテル」)
または、あまりにその宿が魅力的なため、他には替えがたいケースに限られる。
(例:「玉川温泉旅館」「池田ラヂウム温泉」「海山木」「北野ホテル」)
これがgadogadoにとっては優れた宿だ。
ところが、これまで海外では同じ宿に泊まったことがない。
好奇心が、国内旅行以上に強くなるからだろう。
そういう意味で、二回の旅行で合わせて十泊することになった「カキアンバンガロー」は、私の観点ではきわめて優れた宿、ということになる。
ウブドの町を究めるためには、モンキーフォレスト通りやハノマン通りに行くのに便利なところに泊まるのがいい。
しかし、できることなら、ホテルを出たとたんにモンキーフォレスト通りを歩く観光客と目が合うような場所は避けたい。
お、あのジャパニーズはここに泊まっているのか、などと思われるのは、自分の部屋の本棚に並ぶ書物を他人にジロジロ見られるようでいやだ。
その点、このカキアンは絶好のポジショニング。
<ラヤ・ウブド><モンキーフォレスト><ハノマン>の三つのジャラン(通り)が形成する四角いループ(え?)から、ほんの数百mはずれたところに位置するからだ。
そしておまけに、
いや本当はこれが一番大切なのだが、
良いホテルだし。
まずは朝食がすばらしい。
前回宿泊したときは、まだgadogadoはブロガーではなかったけれど、
あとで思い出しながら「カキアン・バンガローの朝食は」記事を書いたくらいすばらしい。
前日の夜の内に、翌朝の朝食のオーダーを書いて、ドアの外ノブにぶらさげておくと、調理されたばかりの朝食が、指定通りに届くシステムだ。
あいにくその注文用紙の写真を撮り忘れたので、妻が作ったものを掲載する。
本物は、さらに料理が増え、時間や場所なども指定できる欄がある。
パンケーキ
お粥(ブブール・アヤム)
珈琲(バリコーヒー)や紅茶(ティーバッグ)はポットで。ジュースとフルーツをオーダーした朝の全貌。わたしたちはプールサイド・ヴィラに泊まったので、プールを眺めるテラスに運んでいただいた。
フライド・エッグとパンの場合
続く
Posted by gadogadojp at 09:00│Comments(0)
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