カムザタンも「福一」で

2009年09月13日

カムザタンも「福一」で




gadogadoがはじめて韓国料理のカムザタン(カムジャタン)を口にしたのは、
もう20年近く前、
大阪市中央区千日前の「光光食堂」(コウコウショクドウ、クァングァン シクタン)の『ジャガイモ鍋(カムジャタン)』でした。
ジャガイモ、玉ねぎ、豚肉などがごろりんと豪快に入った鍋で、エゴマ、胡椒、ニンニク、トウガラシなどを使ってスパイシー。
キムチや真露(ジンロ)と合わせてホフホフといただけば、
これはもう疲れもふっとぶたまらん味でした。

家庭的/庶民的な料理なのでしょう、以前は日本の韓国料理店ではなかなかお目にかかれなかったのです。
それどころか、
何度か韓国旅行したgadogadoも、現地食堂のメニューでは気付かず、
現地の人たちが食べているのも見かけなかったものですから、
私にとっては幻の鍋だったのです。
いえ、
私には光光食堂メニューの『ジャガイモ鍋』という名しか記憶に残っておらず、
カムザタンという呼び名を忘れ去っておりました。


おなじみコリアタウンの済州島料理「福一」では、
壁に貼られた人気メニューに『カムザタン』と書かれていたにもかかわらず、
これまでまったく、これが幻の鍋だと気付きもせずにいたのです。


カムザタンも「福一」で




この夏、二人の娘と「福一」におじゃましたとき、
一人が「カムザタンってどんな料理?」と聞いたものですから、
店の女性にたずね、注文し、食べてみて、
ああ、これはあのジャガイモ鍋だ!とようやくわかったのでした。

福一のカムザタンは、光光食堂のそれよりマイルドな仕上がりでしたが、
豚の旨味を吸い込んだジャガイモの旨さは、
幻の鍋にふさわしい、滋味溢れる豊かさでした。




福一の前回記事はこちら

カムザタンも「福一」で




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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)グルメ
 
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