お店いろいろ:第六回〜国道168号線沿いに走る

2010年03月29日

お店いろいろ:第六回〜国道168号線沿いに走る


「国道168号線は、和歌山県新宮市を起点として、大阪府枚方市を終点とする
全長193.9kmの一級国道である。」〜wikiより引用、要約。

この道路は私には重要かつ不可欠な道路です。
特に奈良県内では、御所(ごせ)/葛城(かつらぎ)/當麻(たいま)などの地点を通過する幹線なので、古代史を趣味とするgadogadoには通らずにいられない道路なのです。
とはいえ、奈良県内では国道24号その他と重複している区間が長く、奈良盆地内では知名度が低いのも事実です。
やはり、168といえば、
五条市と新宮市を結ぶ、紀伊半島縦断国道としての機能でこそ面目躍如といえます。

今回、この国道を通って新宮市に抜けるルートでドライブしました。
幾度となく通っている道ではありますが、久しぶりの踏破です。
以前は民家の軒先をかすめる一車線の区間、せりだした岩に車体をこすりそうな区間、落石に神経を使いながらの区間、そして急カーブや断崖沿いなど、ほっとする間もないドライブを強要された道路でしたが、
ずいぶんトンネルや架橋が整備され、走りやすくなりました。
その分、かつての山間ルートの情緒や絶景を見落としてしまう道になってきました。

ご承知の通り、この国道沿いには賀名生(あのう)の梅林や谷瀬(たにせ)吊り橋、南朝の遺跡群や熊野本宮その他、数々の名所旧跡や観光地があり、
宿泊するにも十津川(とつかわ)温泉、湯泉寺(とうせんじ)温泉、湯の峰温泉など名湯が多く、事欠きませんが、

いつも困っていたのは食事どころ、休憩場所の少なさでした。
でも現在は道の駅が四カ所設立されてほっと一息できるスポットが誕生し、空腹を抱えてひた走ることもなくなりました。

では、前置きはこれくらいにして、国道168沿線のいくつかの休憩/食事スポットをご紹介しましょう。
五条から出発します。


まず、西吉野村。
県道20号線と分岐する西吉野村城戸(きど)の周囲には何軒かの食事どころ、喫茶があります。168から県道や旧道に少し入ってみてください。
私のおすすめは以前に記事にした「新山里」での食事。夏ならアユもおすすめです。県道20号線に入って6~700m左側です。

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もう少し南へ進むと急な上り坂の途中に村営?「こんぴら館」がありますが、ここは物販がメインで食事はできません。
(開館時間9:00~18:00、毎週木曜日休館、閉館時間帯はWCも使えません。)

ほどなく大塔(おおとう)に入ると、「道の駅 吉野路大塔」よしのじ おおとう)があります。
ここには館内にレストラン、館外に食事処があり、ランチの狙い目ポイント。
(館内レストラン営業9:00~17:00 、毎週水曜日、年末年始休館、WCは24時間使用可)
私は今回、このレストランで食事はせず、くずもちをいただいてホッと一息の休憩。)

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進みます。
大塔町宇井には、「ふれあい交流館(大塔温泉夢の湯)」という立ちより湯もありますが、
さらに南下します。
十津川村に入ります。

十津川村役場を過ぎると間もなく右手に「道の駅 十津川郷」が見えます。

この道の駅は小規模ですが、二階に上がると、これがなかなかの蕎麦をたべさせる「そば処 行仙」(ぎょうぜん)があり、昼食におすすめです。
(営業時間は11:00~15:00と限られていますので、ご注意)
この店のおろしそばは、地元産の辛み大根(一階の物産館でも販売していた)が秀逸でした。甘すぎず辛すぎず、繊維がごつくて水っぽすぎずと、おろしそばにはぴったりの品種だと私は感じました。売り切れ閉店です。

お店いろいろ:第六回〜国道168号線沿いに走る



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掛け流し温泉をアピールしてめきめき評判を高めている十津川温泉郷に入ると、食事処の看板はいくつも目にしますが、旅館と兼業している店も多いため外観が地味で、しかも駐車場があるのかないのかわかりづらく、まだ一度もこのあたりで食事したことがありません。

熊野本宮までたどりついたなら、左右に広いパーキングがありますので、駐車してからゆっくり店をさがすことができます。少し南の郵便局そばには新しい店もできていますし、参道入り口の古くからある茶店風の食堂も捨てがたいのですが
私たちは昼食を済ませていますので、ぜんざいの幟に気をひかれて
「熊野 de いっぷく」というcafeに入りました。
珈琲もあるのですが、大斎原(おおゆのはら)で冷えた身体をあたためるため 、ここはやはりぜんざい。

お店いろいろ:第六回〜国道168号線沿いに走る



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今回わたしたちの旅は、湯の峰温泉「伊せや」に宿泊したのですが、翌朝は新宮に向けて、再び国道168号を通行しました。
すると左手に「道の駅 瀞峡街道熊野川」が見えてきます。
このあたりまでくると、熊野川の川幅も広がり、ここで休憩するとくまのがわグリーンの水色をゆっくり眺めることができます。

わたしたちはこの施設内の軽食/珈琲スペース「かあちゃんの店」で珈琲をいただきました。
他にも茶粥定食やめはり寿司が用意されていて、気は惹かれましたが、朝食後ゆえあきらめました。
そのかわり、店内でぐつぐつ煮ておられる小豆を使った「忠度もち」(ただのりもち)を買い、あとでドライブ中にいただきましたが、これが何とも美味しい草餅でした。おすすめです。

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さてここまでくれば、黒潮洗う太平洋は、もう一歩。
五条の24号本陣交差点から新宮42号との交差点まで約124.8㎞の国道168号線ドライブは終了です。



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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)グルメ
 
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