田中料理店:大王崎の魚料理
2010年04月04日
ああ、このナマコ…
gadogadoは、できあいの総菜が並ぶ<めしや>あるいは<食堂>、というジャンルの店も好き。
そこでは接客には期待しない。店のセンス等どうでもいい。
ただ、うまいめしとおかずがあればいい。
たとえばドライバー相手のめしやが好き。
そういう店は、たいてい米の飯が旨いし、みそ汁や豚汁も旨い。
カボチャの煮物やアジフライ、サバの煮付けもいける。
でもそうした店では、不思議と酒を飲む気になれない。
インドネシアでなら、パダン料理の食堂もそうだ。
店頭にずらりとうまそうな料理が並び、好きな総菜を選んで食べる。
辛い味付け、濃い味付けの料理もあるが、
酒無しで不満がない。
ところが、gadogado的には同じ枠に含まれる食堂でも、
酒を飲みながら食事をとりたくなる店がある。
韓国なら韓定食(ハンチョンシク)の店。
おかずが小皿に盛られ、食卓に並ぶ。手を付けたものだけ支払えば良い定食屋。
ここではなぜか、ビールなりマッコリなど少しでいいから飲みたくなる。
あるいは、このブログで紹介した食堂では、
清水の赤玉食堂などもそうだ。
どうしても酒とともに料理を食べたいので、近くの宿で一泊してしまったことがある。
今回立ち寄った、志摩の大王崎灯台入り口の波切漁港そばの
「田中料理店」などその典型だ。
ランチとしてかつお茶漬けとアジフライを食べたが、
カウンターの目の前に並べられた大皿の数々の魚介類の総菜は、
どうしても日本酒といっしょに食べてみたい。
けれど車でここに来ている。
飲むわけにはいかないのが口惜しい。
かつお茶漬けとアジフライ。できあいと書いたけれど、注文すればもちろんアツアツのアジフライにしてテーブルに。
かつお茶漬けは半分くらいはそのままで食べ、そのあとで熱いお茶をかけていただくのが店のおすすめ。
いずれ機会をつくり、近くの安宿をさがし、
ここで夕食をとってみたい。
(いい酒を置いているかどうかはききそびれた。なければビールでもいい。)
ただ、一つ注文が。
料理は庶民的だが、店がまえもインテリアもモノトーンのかなりモダンなしつらえになっているこの店。
そうなると、少々メンテナンスの不備が気になる。
たとえば冷蔵庫?の裏にたまったホコリや、
カウンターにこびりついた汚れ、
これらは食欲を減退させかねない。
もう一歩、狙いが見えない、あるいは徹底していない感があるのが少々残念だ。
田中料理店
三重県志摩市大王崎波切250-1
0599-72-0564
11:30~14:00 17:30~22:30
火曜休
駐車場なし
(大王崎入り口付近に有料駐車場あり)
Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)
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