リストランテエルベッタ:摩耶のイタリアン
2011年02月19日
「オテル・ド・摩耶」に宿泊し、
ホテル内の唯一のレストラン、
「リストランテエルベッタ」で
Bコース、プリフィクススタイルのスタンダードコース(6699円)をいただきました。
テーブルには二種のオリーブオイルが用意されています。
手前は自家調合のハーブ入りオイル。
この日の献立。まずはアミューズやアンティパスト(前菜)とパン。
鮮魚のカルパッチョ
牛ほほ肉と小玉ねぎの煮込み アグロドルチェソース
続いてパスタ。二種から選べました。ただし、私たちは宿泊客なので、チェックイン時に選択できたのですが、実際のメニュー表には一種しか書かれてありません。リストランテのみの利用の場合は、選択肢がないのかも知れません。
ココアを練り込んだ自家製パッパルデッレ ホワイトアスパラとホタテ貝柱のマスカルポーネチーズソース
メインも二種から選べます。こちらはメニュー表にも両方書かれてあります。
同行六人が全員イノシシを選びましたので、もう一種の「真鱈の白ワイン蒸し 冬野菜添え」の写真はありません。
丹波産イノシシのラグー
最後にドルチェと飲み物。
Bコースではドルチェも好きなだけ選べるのですが、ともかく全部一皿にのせていただきました。
飲み物は、コーヒー/紅茶/エスプレッソから。
リニューアルしたばかりの客席。ほどよい座席間隔なので、他席の楽しげなざわめきがほどよく伝わります。
ソムリエもいます。ホールスタッフは一生懸命です。
ここ「オテル・ド・摩耶」、旧「摩耶ロッジ」は国民宿舎です。
ですから、客室も狭く(18.9㎡~)、建物も立派だったりお洒落だったりするわけではありません。
冷え込む冬には、渡り廊下が底冷えしています。
スタッフはホテル部門とレストラン部門を兼任しています。
完璧なプロのサーブを期待するわけにはいきません。
しかしこの国民宿舎は、震災後再出発し、
名称も変え、リニューアルし、
奥野 俊彦シェフを説得を重ねて招聘し、
今やオーベルジュ国民宿舎として名をあげています。
その料理は、その宿舎の性格上特別な素材や新奇さを狙ってはいないでしょう。
けれど地域の山と海の素材、ハーブを生かし、
素直に美味しい料理をめざしておられるようです。
とはいえ、今回はじめてこのレストランで食事をすると、
一見おだやかで素直な料理と見えるメニューに、
おや、と思わせる美味しさが、高い技術に裏付けられて潜んでいました。
たとえば私が選んだパッパルデッレは、
ココア色の麺と白い素材との配色の妙が見た目に見事です。
口に運んでみると、
ソース、貝柱とホワイトアスパラのコンビネーションバランスが絶妙なのです。
柔らかさ、歯ごたえ、火の通し、香りの控えめなグラディエーション。
ホタテがさほど好きではない私は、ホタテが主役を張る献立を避けてしまうのですが、
良い素材のカップリングと技術がそろえばやはり美味しいものだと、嬉しい驚きを感じました。
あなたのその夜の食事のコンセプトを、神戸でイタリアン、と定めるだけなら、
市街地からここまでの距離感がネックになるでしょうし、
特別の日にカップルで訪れるには、店全体の高級感は不足しています。
でも、そこにオーベルジュの楽しさと日本一の夜景(と私は思っています)、そしてCPの高さを加えるなら、
ここはどなたにとっても十分選択肢に入れる価値のあるレストランではないでしょうか。
近く、ホテル自体のレポートを書く予定です。
とりあえずホテル(レストラン)のHPをご覧下さい。
今回は、義父母のおかげで宿泊、食事ができました。
ごちそうさまでした。
ホテル内の唯一のレストラン、
「リストランテエルベッタ」で
Bコース、プリフィクススタイルのスタンダードコース(6699円)をいただきました。
テーブルには二種のオリーブオイルが用意されています。
手前は自家調合のハーブ入りオイル。
この日の献立。まずはアミューズやアンティパスト(前菜)とパン。
鮮魚のカルパッチョ
牛ほほ肉と小玉ねぎの煮込み アグロドルチェソース
続いてパスタ。二種から選べました。ただし、私たちは宿泊客なので、チェックイン時に選択できたのですが、実際のメニュー表には一種しか書かれてありません。リストランテのみの利用の場合は、選択肢がないのかも知れません。
ココアを練り込んだ自家製パッパルデッレ ホワイトアスパラとホタテ貝柱のマスカルポーネチーズソース
メインも二種から選べます。こちらはメニュー表にも両方書かれてあります。
同行六人が全員イノシシを選びましたので、もう一種の「真鱈の白ワイン蒸し 冬野菜添え」の写真はありません。
丹波産イノシシのラグー
最後にドルチェと飲み物。
Bコースではドルチェも好きなだけ選べるのですが、ともかく全部一皿にのせていただきました。
飲み物は、コーヒー/紅茶/エスプレッソから。
リニューアルしたばかりの客席。ほどよい座席間隔なので、他席の楽しげなざわめきがほどよく伝わります。
ソムリエもいます。ホールスタッフは一生懸命です。
ここ「オテル・ド・摩耶」、旧「摩耶ロッジ」は国民宿舎です。
ですから、客室も狭く(18.9㎡~)、建物も立派だったりお洒落だったりするわけではありません。
冷え込む冬には、渡り廊下が底冷えしています。
スタッフはホテル部門とレストラン部門を兼任しています。
完璧なプロのサーブを期待するわけにはいきません。
しかしこの国民宿舎は、震災後再出発し、
名称も変え、リニューアルし、
奥野 俊彦シェフを説得を重ねて招聘し、
今やオーベルジュ国民宿舎として名をあげています。
その料理は、その宿舎の性格上特別な素材や新奇さを狙ってはいないでしょう。
けれど地域の山と海の素材、ハーブを生かし、
素直に美味しい料理をめざしておられるようです。
とはいえ、今回はじめてこのレストランで食事をすると、
一見おだやかで素直な料理と見えるメニューに、
おや、と思わせる美味しさが、高い技術に裏付けられて潜んでいました。
たとえば私が選んだパッパルデッレは、
ココア色の麺と白い素材との配色の妙が見た目に見事です。
口に運んでみると、
ソース、貝柱とホワイトアスパラのコンビネーションバランスが絶妙なのです。
柔らかさ、歯ごたえ、火の通し、香りの控えめなグラディエーション。
ホタテがさほど好きではない私は、ホタテが主役を張る献立を避けてしまうのですが、
良い素材のカップリングと技術がそろえばやはり美味しいものだと、嬉しい驚きを感じました。
あなたのその夜の食事のコンセプトを、神戸でイタリアン、と定めるだけなら、
市街地からここまでの距離感がネックになるでしょうし、
特別の日にカップルで訪れるには、店全体の高級感は不足しています。
でも、そこにオーベルジュの楽しさと日本一の夜景(と私は思っています)、そしてCPの高さを加えるなら、
ここはどなたにとっても十分選択肢に入れる価値のあるレストランではないでしょうか。
近く、ホテル自体のレポートを書く予定です。
とりあえずホテル(レストラン)のHPをご覧下さい。
今回は、義父母のおかげで宿泊、食事ができました。
ごちそうさまでした。
Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)
│グルメ