和記の焼豚:南京町の宝

2011年05月18日

「和記」の焼豚

かつて、中国で、
叉(さすまた、刺股)に突き刺した豚肉の塊に味つけのタレやハチミツを塗って焼いた叉焼(チャーシュー)。
焼豚と呼ぶと味も素っ気も無いようだけど、
これはこれでバリのバビグリンのように豚の丸焼きの語感も感じられないこともないかな。

今時の日本のラーメンにトッピングされているのは、なぜか煮豚が多くなりましたね。
各店自慢のスープに素直に染まるから使い勝手が良いのかな。
でもなんとなく、味を含ませないうす揚げを乗せてきつねうどんでございますと言うのと同じような気もする。

そういう私だって、ふだんは叉焼/焼豚を買ってきてあるいは作って、自宅おかずのメインにすることはまずありえないな。
屋外で叉に刺して焼くような機会があれば、それはわくわくするだろうけれど、
デパ地下でさがしてもそれほど美味しいものに出会わないから、ごちそう感が持てないのかな。


和記の焼豚:南京町の宝

パクチーの花茎部分の柔らかい葉と春キャベツを粗く刻んだものを添えてみました。


でもいまのところ唯一の例外が神戸南京町の「和記」の焼豚。
この店の焼豚だけは、私には立派なメイン料理に値する。
まして、我が家のベランダでパクチー(シャンツアイ)が育っていたりすれば、もう言うことはない。

切り分けた一皿の写真だけしかないけれど、
店の写真などいつ撮影するかわからないから、
もう独立記事にしてしまおう。


「和記」の焼豚は、店頭にぶら下がっているものの内、気に入ったものを買う。
私は赤身のところを買うことが多いけれど、美味しいのはやはり脂身の多いものだ。
ハチミツの甘みがしっかり効いているから、他の料理に混ぜるより、そのまま食べるのに向いている。
どんなタレを追加する必要も無く、醤油も芥子も不要だ。




和記の焼豚:南京町の宝






炭焼き焼豚 和記 (スミヤキヤキブタ ワキ)
078-331-4337
神戸市中央区栄町通1-2-15
11:30~19:00
日、月曜定休

南京町広場すぐそば。






以下、
2009年にアップした記事を削除し、ここに再掲載します。


テイクアウトです。
神戸元町南京町は、私にとっては主にテイクアウトのための街でした。
たとえば焼豚を買って帰るのも楽しみの一つです。
料理に使うにはあっさりした「堂記」さんのもいいですが、
そのままいただく時には、やや甘みがあって焼き加減がすばらしい「和記」さんの焼豚もおすすめです。

写真の野菜は香菜。我が家のベランダ園芸で収穫できる時期ではなかったので、同じ南京町の八百屋さんで買いました。

和記の焼豚:南京町の宝




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Posted by gadogadojp at 20:30│Comments(0)グルメ
 
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