コペンハーゲン：須磨でデンマーク・ホットドッグを食べる
2012年03月20日
JR須磨駅前に、デンマーク人が営むホットドッグの店があります。
店名はズバリ「コペンハーゲン」。
店のHPはこちら。
店主のハンセンさんは日本在住三十年余。
母国の老舗レストランで総料理長の経験もあり、
日本に来られても津山のデンマーク料理レストランを経営されたのち、
今は須磨駅前で小さなこの店を構えておられます。
人懐っこい人柄でご近所の人気者と聞きましたが、じっさいに店を訪問すると、一目でその人柄の温かさが伝わります。
私はフェイスブック仲間の記事からこの店を知ったのですが、
デンマークとホットドッグの組み合わせが意外でした。
彼の地ではホットドッグ（Pølsevogne、プルセボーン）が名物なんですね。
なぜ知らなかったのだろう。
コペンに行った事はあるのです。
でも、数泊した旅はもう30年近く前。
記憶をまさぐってみても、
街角に屋台（移動店舗）があったことがぼんやり浮かぶ程度。
その屋台が何を売る店だったのかも、とんと思い出せません。
たぶんこの名物を食べていません。
かわいい店内／親しい仲らしいB'zの音楽がガンガン
さて、ここ須磨のハンセンさんのホットドッグは、
たぶん本国の屋台より種類が豊富でしかも上質。
店でいただいたメニューちらしには、ドッグだけで十種類ほど。
他にもサンドイッチやバーガーも用意。
どれも美味しそうです。
気をきかせて二つに切ってくださったコペンハーゲンドッグ（320円）
わたしたちは、もっともスタンダード／ベーシックに見えた＜コペンハーゲンドッグ＞を一つ注文しました。
メニューの説明には「特製スープでじっくり煮込んだデンマーク産のソーセージ、ソフトブレッド、ピクルス、マスタード、フライドオニオン、オリジナルソース、ケチャップ」の使用と書かれています。
一つ一つの商品に使われる材料がこのように把握できる親切さは特筆ものではないでしょうか。
当日はかなり空腹でしたので、トレーに載せられたドッグは、大口を開けてあっというまに咀嚼してしまい、味わう暇もありませんでしたが、口腔のセンサーがこう判断したのがわかりました。
『うん、これは真っ当な食べ物だ』
そこいらのファストフード店の食べ物とは明らかに一線を画した素性の良い材料とまごころの込められた料理です。
これはすごい。
みそドッグ
けれど本日の本命は、「今月のホットドッグ」の「みそドッグ」（400円）なのです。
というのは、同じ須磨で町おこしに全力をあげる尾崎、谷川氏が復活させた磯馴味噌（そなれみそ）を使ったホットドッグだとお聞きしたからです。
磯馴味噌には少々因縁のある私は、どうしてもこのドッグを食べたくて、須磨寺の墓参りの前にこのハンセンさんの店に立ち寄ったのでした。
磯馴味噌は、麦を主原料にしたおかず味噌（なめ味噌）です。そのため、ほのかに甘みがあるこの味噌をホットドッグにどういかすのか、興味津々でした。
その結果は〜みごとに完成された高級感溢れるホットドッグになっていました。
ハンセンさんの腕前はかなりのものです。
とはいえ、何がその成功の決め手だったのでしょうか、
自宅で磯馴味噌を愛用する身として、ここは理解しておきたい所です。
以下は、上記の谷川氏との後日のやりとりです。
私『さっそくいただいてきました。マジうまです。（ふりかけた）ゴマがアイデアですね。』
谷川専務『私的には、ウインナーの下の野菜のドレッシングの酸味と味噌がうまくマッチしてると思いました。せっかくだから、磯馴味噌バーガーは定番にしていただきたいと思ってます。』
私『なるほど。真剣なプロの視点ですね。』
飲み物はコーヒーと須磨水ぷくぷくサイダー。後者はこれも尾崎、谷川氏の 開発した商品。冬バージョンラベルに注目を。
写真が暗くなってしまいました。ハンセンさん、ごめんなさい。
帰り際に、ハンセンさんは店の前でポーズをプレゼントしてくださいました。
自分の仕事やこの店を心から愛しておられる気持ちが伝わります。
良い店です。
「コペンハーゲン ヤミードッグ」
〒654-0055
兵庫県神戸市須磨区須磨浦通4-3-14
TEL・FAX／078-737-1783
営業時間／AM10：00 〜 PM8：30
（土、日、祝は AM9：00 〜 PM8：30）
定休日／毎週月曜日（祝日の場合は営業） 駐車場／
お店近くの河本パーキングをご利用下さい。
100円割引券をお店でお渡しします。
以上の情報は店のHPより
店内は狭いですが、テーブルがあります。
もちろんテイクアウトもできます。
駅の階段を上って下ればそこは須磨の海岸です。
Posted by gadogadojp at 10:00│Comments(0)
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