栄町potohotoの香しい珈琲

2013年01月09日

potohotopotohotopotohotoぽとほと……
珈琲を淹れる音から命名した店名だそうです。
このセンス、好きです。


栄町potohotoの香しい珈琲



はからずも、沖縄で自立してがんばろうとしている若い方、カップルと知り合うことの多かった今回の沖縄旅行ですが、
中でここ「potohoto」栄町市場店のご主人と出会ったのは旅の初日でした。

12月も下旬になったその日、那覇についてとりあえず「ホテル ユクエスタ」に荷物を置き、
ゆいレール安里駅付近の「こぺんぎん食堂」でランチを済ませてから、近所を散策。
ここ栄町市場に入り込みました。


栄町potohotoの香しい珈琲



栄町市場界隈に来たことはあったのですが、
これまでは「うりずん」や「ぱやお」など居酒屋の夜利用ばかりで、日中は初めて。
まだまだ残るウチナーのマチグヮーの濃い雰囲気に陶然として、うろうろ歩いていました。
すると、或る横丁の突き当たり近辺に珈琲の文字。椅子が三脚だけ置かれている屋台のような店を見つけました。
(よく見ると、背後にベンチもあり、これは市場の休憩所だと思われますが、もちろん利用できます。)


栄町potohotoの香しい珈琲



何だかピンときたわたしたちは、珈琲ブレイクをとることにしました。
小さな店の奥から雰囲気のあるにいにいが登場。ご主人です。
目前に並ぶ珈琲豆から好きな種類を選びます。
詳しい説明が書かれています。たとえばこんな具合です…

JAS認証オーガニック 
コロンビアナブシマケ村 
インディアンアラワク族
品種:ティピカ/精製フルウォッシュド
コロンビアで最も品質がいいと言われるティピカ種。
標高2000mの高地で栽培。
華やかな果実感の中にナッツの香ばしさをプラスしたような味わい。


あのコロンビア。標高2000mの地で先住民が栽培した豆!?
こういう説明が掲載されている透明瓶が7〜8種類目前に並んでいるのですよ。
迷い続けるか通い続けるしかありませんよね。


栄町potohotoの香しい珈琲



注文して少し待つと、カウンターに置かれたのはフレンチプレス器。
これが一番美味しく珈琲が淹れられる道具と。
同時に置かれたタイマーで三分待ちます。
客自ら豆を下方にプレスして、上澄みをカップに注ぎます。


栄町potohotoの香しい珈琲




インドネシアやトルコの珈琲は、豆に直接熱湯を注ぎますよね。
あのリッチな味わいは、珈琲を丸ごといただく感じがして大好きな私ですが、
どうしても粉が舌にわずかに残り、後味を邪魔します。
その点この方式は、簡易に粉を取り除いて芳醇な黒い液体だけをいただくことができます。
そうか、なるほど、私は無知でした。


栄町potohotoの香しい珈琲




珈琲はもちろん文句無く美味い美味い。
まるでフルーツのような新鮮さ。後日HPを拝見すると、できるだけ焙煎したてを飲んで頂くことにしていると。納得。
わたくし恥ずかしながら、「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官の真似をしてしまいましたよ。
これで一杯200円から。

市場と言う土地柄もあるし、これで味を試して頂いて、豆を購入される参考にしていただくという意味合いもあると、ご主人はおっしゃる。
こちらから質問を投げかけると、熱く珈琲を語って下さるご主人とその奥様は、
やはり内地から移住された方のようです。

その間に、先ほどランチを済ませた「こぺんぎん食堂」のIさんもこの店で自宅用の?珈琲を買いにご来店。
「この店おいしいですよ」と言い残し、次の買い物に行かれました。

珈琲好きな沖縄の皆さんは、きっととっくにこの店をご存知なのでしょうが、
わたしたちは偶然に本気の店と良い出会いをしました。
全国の珈琲ファンの皆様も、
ホームページを一度ごらんください。

出産を無事済まされたばかりの奥様が、次回には店におられたらいいな。



ご主人のブログ
奥様のブログ
珈琲豆のネットショップのホームページ



090-6858-4009
沖縄県那覇市安里388-1 栄町市場内
ゆいレール 安里駅より徒歩5分
9:00~19:00
日曜定休



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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)グルメ
 
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