タムカミ「ALISE'S RESTAURANT」のディナー
2013年08月14日
タンブリンガン通りに面した入口。ここからホテルと兼用のアプローチが。
バリ島サヌールの「タムカミ」ホテルのレストランは
「ALISE'S RESTAURANT」という名がついています。
アリスレストラン、と読めばよいのでしょうか。
タンブリンガン通りからホテルと兼用のアプローチを通って直接入店できます。
ホテルHPのレストランのページはこちら(英文)
緑と花がいっぱいのプールサイドにあるオープンエアーのレストランで、
割れ門と小さなステージが付属していますから、雰囲気は上々。
週に四回のライブがある、ということなので、
タムカミ滞在中に良さそうなライブがあれば、一度は夕食を食べてみようかと考えていました。
プール越しに見たアリスレストラン。いい雰囲気でしょう?
7月21日の朝、このレストランで朝食を食べていると、
白人の爺様が各テーブルをまわって、なにか話しかけておられる。
ホテルのオーナーはベルギー人だと聞いていたので、その方かもしれない。
私たちのテーブルで彼は何やら語りかけ始めた。
耳のいい妻が内容を察知し、会話している。
私は置き去りですが、どうやらこのような…
「きょうはベルギーの独立記念日なんですよ。」
「それはそれはおめでとうございます。」
「このめでたい日に、私たちはベルギー料理の献立を用意してお待ちしていますので、ぜひお越し下さい。」
「ご案内ありがとうございます。検討します。」
というわけで、後刻ディナーを予約することに決めました。
縁は大切にしましょう。
チャンスはなるべく逃さないようにしましょう。
これは旅の鉄則ですので。
広い厨房。オープンキッチンのホテルレストランは珍しくないですか。次回はキッチンそばの席に着こうかな。
19:30からのライブの少し前にレストランに行き、休憩をはさんで二度のステージを鑑賞しながら、食事をとることになりました。
ほぼ三時間半の食事は、とても楽しいものになりました。
(テーブルでは禁煙。カウンターかプールサイドに移動すれば喫煙できます。)
オーナーが客の一人一人の耳に花を差してくれます。
花はもちろんジュプン(フランジパニ、プルメリア)。
余談ですが、この花は本来は寺院の境内にだけ咲いていたものでしたが、
バリ島のリゾート化に伴って、ホテルや民家の庭に植えるようになったと、
お世話になったアクシーバリのワヤンさんの説明で知りました。
もっとも、ジュプンには様々な色、種類がありますので、
その内、たとえば小ぶりの白い花を咲かすジュプン・バリだけを指すのかどうかは聞き漏らしました。
さて、ベルジアンディナーが始まります。
献立の正式名称は記憶していませんので、あしからず。
供された順に写真で紹介いたしましょう。
なお、料金は、税抜きで18万ルピア/1人。
ワインをボトルで頼み、税込み30万ルピア(約3000円)/1人のぜいたくな食事となりました。
なお、今回は特別な日に特別なコースで食事をしたわけですが、
メニューには洋風、インドネシア風、中華風、和風の一品料理がいろいろ用意されているはずです。
もっとお手軽な食事も十分可能です。
ウエルカムカクテル。
別注文のワイン(ロゼ)。おなじみのバリワイン=ハッテンが品切れとのことで、別の現地ワインを。
前菜。
スープ
シャーベット
メインのベルギー風ビーフシチュー
ポテトかパンかが選べます。ポテトはもちろん、揚げ立ての熱々。
いわゆるフレンチドレッシングの野菜サラダ。
デザートのヴァニラアイスクリーム。ベルギーチョコかけ。
コーヒー。皿に飾ったのは、最初のカクテルに飾ってあったベルギー国旗をとっておいたもの。
このようなコース料理をいただきながら、バリニーズのバンドの歌/演奏を楽しみました。
たいへん達者なお姉様が、バリ風の歌唱で世界各国の歌を歌い上げます。
いかにも観光客向けのライブながら、
その歌唱力の高さに聞き惚れてしまうこともありました。
日本人客(我々だけ)向きに歌ってくださった「乾杯」は特におみごと。
このバンドは、ふだんは日曜に出演されるとのこと。
月曜の今日は、独立記念日の特別出演。
ライブの曜日は日、火、木、金で、それぞれ異なるグループが出演します。
日曜以外はギター等の演奏のみで歌はないようです。
これらはすべて、バリ風欧米ポップスの演奏がメインだと思われます。
ただし、満月と新月の日には、バリの伝統舞踊が披露されるそうですので、
そちらをお好みの方(たとえばわたし)は、そういう時期を狙って予約されることをおすすめします。
レストランアリスのディナー料理はこの一回だけ、しかも馴染みの無いベルギー料理と言うことで、
的確な料理の批評はわたしにはできません。
品の良い日本の洋食屋さんで食事をした、と申せば当たらずと言えども遠からずかな。
(私は神戸元町の「伊藤グリル」を思い出していました。)
しかしこのホテルの朝食と同じく、いえそれ以上に楽しい食事時間を送れたことはまちがいありません。
厨房のスタッフのきびきびした料理風景、そしてその音と匂い。
フロアスタッフの笑顔と行き届いた目配り。
プールのある中庭から吹いて来る風。
音楽。
日本語を誰も話していないから、逆に気にならない客の会話のざわめき。
さまざまな条件が合致した場合は、心地よい食事ができると思いますよ。
Posted by gadogadojp at 18:41│Comments(0)
│グルメ