バリの「獅子舞」

2009年05月10日

バリ島にも獅子舞があります。
というか、日本の獅子舞と同じ場所/文化がルーツなのでしょうか。
正式には何と呼ばれるのでしょうか。

バリの「獅子舞」



ガルンガン(Galungan)の頃〜祖先の霊が帰ってくる日〜子どもたちがバロンを家々に門付して踊り、楽器を鳴らします。
地元民は、子どもたちを呼び寄せて家(店)の前で「獅子舞」いや「バロン舞」をしてもらい、心付けをわたしています。
みんなニコニコと楽しそうです。

私たち観光客も、たちどまって眺めたり写真を撮れば、なにがしかの心付けを手渡すべきかと思います。
ほんの小額でよいはずです。
きっと子どもたちの間で分配するでしょう。

バリの「獅子舞」



欧米人はその点自然に振る舞う人が多かったのですが、アジア人は心付けには不慣れな様子。
たとえば日本人は総体的に距離を置きます。あげるのも失礼かも、と思うのでしょう。

或る中国人男性の心ない振る舞いには胸が痛みました。遠慮なく近くに寄って正面から撮影をくりかえし、子どもがおずおずと手を差し出しても追い払いました。まだ青年の彼は、連れ(おそらく新妻)の中国人女性にも尊大な態度。いまバリにまで旅行する中国人は、カネがあるわりに社会性が乏しい人が多いようです。

二昔前の日本人旅行者の姿を思い出して、再び胸がちくっとしました。
ソウル便のほとんど全乗客が、ポロシャツ姿の日本人男性であったあの頃です。

バリの「獅子舞」



私はもちろん、渡しました。
中国人男性に近づいて、アドバイスしようと思いましたが、せかせかと来た道を戻っていったので、果たせませんでした。
連れの女性があわてて後を追ったのは言うまでもありません。


バリの「獅子舞」



「バロン舞」を踊った子どもたちや、
門付を許したウブドの町の人たちに、
ご先祖様とバリの神様のご加護あらんことを。

http://sakishimasuounoki.ti-da.net/ のブログの方でも、バリの記事を少々書いています。



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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(3)旅行
この記事へのコメント
あ・・・そういうことでしたか。

「バロン舞」には子供のと大人のがあるらしいですが、厄除けの踊りをしてもらいお賽銭を払うそうで詳しくは分かりませんが心付けは礼儀でしょうに、心無い方の行動はいたたまれませんね。

辞典ではここまでしか乗っておらず、お役に立てなくて申し訳ないです・・・・。
Posted by ☆らうっと at 2009年05月11日 04:09
らうっとさん、
わざわざ調べていただいてありがとうございます。
言葉足らずでしたが、私が知りたかったのは、「子どもたちがバロンを門付してまわる」行為を指す呼び名なのでした。日本では(子どもはしませんが)「獅子舞」では、バリでは?と。
現地で尋ねておかなかったことをちょっぴり後悔しているのです。
Posted by gadogadojpgadogadojp at 2009年05月11日 00:08
バリでの獅子のような聖獣は「バロン」、別名バナスパティ・ラジャ(森の王)といいます。

インドネシア・バリ島の伝承における、太陽や光、善の力を表す存在。精霊の王ともいわれているらしいです。
バリにはウクと呼ばれる祭事のための伝統があって、210日を一年とし、そのウクの暦の正月にバロン踊が村々をまわり、家々を訪れる習慣があるといわれているようです。

辞典からの引用ですので、ここまでしか分かりませんが・・・・。
Posted by ☆らうっと at 2009年05月10日 18:52
 
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