天草のイルカウォッチング

2017年01月19日

天草でイルカウォッチング。

みぞか号に乗りたいという妻の願いを叶えることから企画が始まった天草の旅でしたが、
天草滞在中の最大の具体的な目的はこのイルカウォッチングでした。
200頭とも300頭とも言われる有明海のハンドウイルカに会いたいと思ったのです。


天草のイルカウォッチング




あれこれの準備は後述することにして、
9月下旬の好天に恵まれたその日、船に乗ってイルカを探すその時、
一番驚いたのはウォッチング船の数の多さだったことを白状しましょう。
何十艘もの船がイルカの集団を追って向きを変えて進むその情景に、
狩りじゃないのにな、と感じたことは事実です。


天草のイルカウォッチング




自分もまたその船に乗っていながら、少し心が痛む偽善を感じながらあっという間にイルカの群れに遭遇。
すると(カメラにはうまく収められませんでしたが)イルカたちの目となんども合い、
「狩り」のように感じた心が感傷に過ぎないことを自覚できました。
餌付けされていないこの有明海のミナミハンドウイルカたちこそ狩りに夢中で、
私たちの船に恐れずおもねらず、適当にあしらう野生の鋭い目でしたから。


天草のイルカウォッチング




水族館や囲われた海で、人によく慣れたイルカたちのやさしいしぐさもかわいいものですが、
この湾内のタフなイルカたちの力強さはすっかり気に入りました。
沖縄の慶良間での、ついに至近距離に寄れなかったホエールウォッチングと同じような彼我の心の距離を感じて、
うんうんこれだわい、と納得したのでした。
本物の野生動物と会えるこの体験をぜひにとおすすめします。


天草のイルカウォッチング




さて準備です。
ネット予約に割引があることが多いことからも、乗船の予約はしておいたほうがいいです。

ところが、前述のような観覧船の数!
ウォッチングできる業者や乗船場所が多いところに悩みます。
どの業者を選べば良いのか、わかりません。

けれど、実際に参加した上での結論を申せば、
たぶんどれを選んでも大同小異に違いありません。
どの業者を選んでもたぶんイルカと会うことはできますし、
多くの業者が、万一遭遇できなかった場合に無料でもう一度乗せてくれます。

所要時間は60分ほどですから、まずはトイレの心配もせずに済むでしょうし、
揺れ方も似たようなものでしょう。


天草のイルカウォッチング




主な乗船場所は
1)通詞島 2)二江港 3)鬼塚港 のようですが、他にもあります。
実際のウォッチング海域は、天草下島と島原半島にはさまれた有明海(島原湾)の出口あたり、つまり早崎瀬戸付近になることが多いと思われますので、この三つの港ならとても近く、料金も同じです。

私たちが乗船したのは2)の二江港でした。
ここには複数の業者共同の待合室がありました。
3)の鬼塚港にも同様の施設があるようです。

↓二江港に印を入れています。



「天草イルカインフォメーション」という共通のサイトが便利ですが、
しかしすべての業者を網羅しているわけではなさそうです。
ネット上で個別の業者HPをさがして選んでも大きな差異はないでしょう。


天草のイルカウォッチング




私たちはたまたま、「イルカマリンワールド」という業者に依頼しました。
決め手は、クルーザーも保有しているが、漁船に乗ることもあるという点でした。
以前のホエールウォッチングの際に、小回りの効く小さなボートに乗ったことが楽しかったので。
(実際に乗ることになったのは星羅号という大きくて快適な船でしたが)

この業者の場合、二江港から乗るのですが、港の前に営業所があり、そこで支払いを済ませた上で、道路を渡って先述の共通待合所で待っておく、という手順になります。
待合所で手続きできる業者もありますので、ほんの一手間多く必要になるところが注意点です。


天草のイルカウォッチング




探索、操船、案内その他もうしぶんなく、
とても充実した60分を過ごせたことはいうまでもありません。
船長、ガイドさん、星羅号(娘さんの名だそうです)、ありがとうございました。
もちろんイルカさんたちにも感謝を。


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シロハラクイナ
シロハラクイナ(2010-09-02 18:30)


Posted by gadogadojp at 19:00│Comments(0)動物旅行
 
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