ハテルマ・ブルー

2010年01月03日

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


ハテルマ・ブルー



年末は、波照間島(ベスマ)を訪問しました。
天候はよくありませんでしたが、
運良く青空が分厚い雲を割る時間帯に出会えました。
おひさしぶり、ハテルマ・ブルー。

「ハテルマ・ブルー」〜
この呼び名は、ダイバー用語でしょうか。
ならば、ダイビング初心者マークをつけたままのわたくしgadogadoが、
しかも浜辺から眺めた海色をこう呼ぶのは僭越ですね。

しかも、我がコンパクトカメラは、
とてもとても実際のブルーのグラデーションを再現できるほどの性能を持ち合わせておりません。
二重に、タイトルは誇大なものになりました。


しかしながら、
一度は晴れの日の波照間ニシ浜の海をご覧になった方なら、
脳内の記憶をよみがえらせていただくことはできますね。

ニシ浜の海は、沖に進むにつれて衣装を変えます。

手前の珊瑚砂の白色が勝った色から、
飲みたくなるような水色へと変わり、
その水色をゆっくりと濃くしていくのですが、
ある地点からはパキッと黒さが増し、
ブルーグレーのインクの匂いが立ちのぼるような暗い帯がたなびきます。
そのインクの帯のすぐ奥に、
私が愛してやまない、輝くブルーが一刷毛。

写真ではその海底から照らされたような輝きは表現されていませんが、
私は勝手に、この光る海の色をハテルマ・ブルーと名付けています。
ここでしか見られない輝く色。

ここニシ浜には、
とても残念なことに「ペンション最南端」という無粋な宿が建てられてしまい、
浜から陸を見上げることを避けなければならなくなりました。
ちょうど、西表島の月が浜の「ニラカナイ・リゾート」のように、
私の視界に暗黒の死角が生じてしまいました。

しかし、
このハテルマ・ブルーは幸いにもまだ健在です。


ハテルマ・ブルーハテルマ・ブルー
ハテルマ・ブルーハテルマ・ブルー

















さて、どんな写真も
波照間の魅力を語り尽くすことはできません。
と思っていましたが、


妻の撮影したこの一枚は、
ハテルマ・ブルーに肉薄した輝きを再現してくれているように思います。
結局は、腕の差ということなのでしょうか。(泣)


ハテルマ・ブルー




同じカテゴリー(旅行)の記事
橋杭岩ライトアップ
橋杭岩ライトアップ(2019-11-02 21:56)

天草四郎と原城址
天草四郎と原城址(2017-02-12 21:30)

沖縄の小さな風景
沖縄の小さな風景(2013-02-16 18:30)


Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)旅行
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。