丹後へ〜その1:国道176号沿線

2011年09月23日

丹後へ〜その1:国道176号沿線


この夏、思い立って丹後へ一人旅。

出発地は大阪和泉市。まずは近畿自動車道、そして中国自動車道へ。
舞鶴若狭道を福知山でおりて国道9号をしばらく走り、牧で国道175号に入ります。その先大江で大江山東麓の府道9号 を通り、久々に元伊勢神宮に立ち寄るつもりでいたのですが、手前の下天津で突然左折したい衝動に駆られ、大江山西麓を行く国道176号を辿ることになりました。大江山の鬼の指図でしょうか。神宮の神に拒否られたのでしょうか。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

国道175号から眺める由良川。曇天でも美しいこの川とはまもなくお別れすることになります。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

国道176号に入ると、山あいの道。雨上がりの美しい風景が続きます。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

国道176号沿い下野条付近の美しい棚田



丹後へ〜その1:国道176号沿線


天座、雲原(それぞれ物凄い地名ですね)あたりで地形はやや開け、府道63号との分岐があります。
するとそこに驚いたことに、阪急電鉄2800系(2861)の小豆色の車体が忽然と出現します。
周囲の濃い緑色と見事に調和しながら存在感を発散しています。
なぜここにこれがあるのかわからないまま、とても懐かしい思いにとらわれた私は、
帰宅後この2800系車両を少し調べてみた所、
1964年から1980年代まで阪急京都線の主力車両であったことを知りました。
であるなら、私がよく京都線を利用していた時代。
ありていに申せば、神戸の中学/高校をサボって嵯峨野あたりを彷徨っていた時代。
懐かしいのは当たり前でした。

この車両はYさんという個人のセカンドハウスに使われているとのこと、
う、何だか羨ましいぞ。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

与謝峠のトンネルを通り抜けると加悦大橋。開通したのはそう遠い昔ではありません。この街道は、大正14年に加悦鉄道が開通するまでは丹後ちりめんの輸送路の一つだったと聞いたことがありますが、橋やトンネルの開通前は楽な道ではなかったと思います。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

この加悦大橋付近から加悦谷方向の展望。見晴らしが素晴らしくて見飽きません。次回に書くつもりですが、この谷には古くから人々が住み着き、大型古墳が築造されています。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

加悦谷へと道を下って行くと、途中に美しい棚田が。棚田が見えるとつい車を停めてしまうので、なかなか先へ進めません。


丹後へ〜その1:国道176号沿線

「道の駅シルクのまち かや」の交差点付近で蕎麦屋の看板を発見しました。指示通り右折して少し走ると、「そば工房くり」という店がありました。店構えはなかなか美味しそうです。少し腹が減り始めていたので寄ってみました。いただいた上の感想等は、別の独立記事を書いています。



続く




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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)旅行
 
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