ミナトベーカリー
2012年11月11日
和歌山市の市街地に位置するパン屋さん
「ミナトベーカリー」の紹介です。
寺町通沿い、島崎町二丁目交差点すぐ西側に小さな店があります。
もう40年近く前になるでしょうか、神戸出身の姉が結婚して和歌山に住み始めたとき、
和歌山のいろいろな良さを話した後に、
おいしいパン屋さんが皆無である、と嘆いていたことが印象に残っています。
当時のパンのレベルは、東京に比べても神戸がずば抜けていたと思います。
ましてパンが特別好きな姉でしたから、けっこう本気で同情したものでした。
今や神戸レベルのパンは各地に広がり、大阪や阪神間では神戸に勝るとも劣らないベーカリー、ブーランジェリーが並んでいる時代になりました。
ここ和歌山県でも、「ドーシェル」「岳人」「森のぱん屋さん」など、わざわざ買いに行きたくなるほどのパン屋さんが誕生して久しくなりました。
しかしそれらの店はみな都心から離れた山間部の店ばかり。
和歌山の市街地に住む人たちは、おいしいパンを日常的にゲットするのは難しいのではないかと、姉の嘆き以来の先入観を持ち続けていました。
しかし、杞憂でしたね。
少し調べてみるだけで、本気のパン屋さんが市街のあちこちに登場しています。
とはいえ大阪に住む私たちにはなかなか縁がなかったのですが、
二度続けて、ここ「ミナトベーカリー」を訪れる機会を得て、
この店のパンなら和歌山市のパン好きを満足させてくれるだろうと実感できました。
むろんパンといえども好みがあります。
柔らかいフワフワのパンが好みの方もあるでしょうが、
この「ミナトベーカリー」の真骨頂は、ややハード系のパンにこそあるように思います。
それもそのはず、店主夫婦は、「ドーシェル」で勤めておられたとか。
しっかりしたパンを作る系譜が受け継がれてるのですね。
調理場には「ドーシェル」から譲り受けた黄色い機械が生地をこねています。
「ドーシェル」のパンと外観上はよく似たテイストを感じます。
ただし厳密な比較は私にはできません。
また、「ミナトベーカリー」さんも、独立後、多くの工夫や創造を重ねておられるはずです。
けれど、写真のパンをご覧になれば、一つ一つのパンの表情がおいしそうなことがおわかりかと思います。
うまそう！と感じられた方の期待は裏切らないと思います。
ゴマの香りがすばらしいアンパン
駐車場は一台分。歩道を横切って停めなければならず、このあたりが難点といえば難点。
現在の所、町のパン屋さんとして営まれる覚悟ということでしょう。
菓子パンを食べたときの飽きがこない印象もそれを裏付けています。
073-422-3710
和歌山県和歌山市鷹匠町3-51
10:00～18:00
日・月曜定休
Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(2)
│グルメ
この記事へのコメント
yujitoさん、ぜひおためしください。
Posted by gadogadojp
at 2013年08月07日 17:18
at 2013年08月07日 17:18子供の時に住んでいた鷹匠町の近くに美味しいパン屋さんがあるということなので一度食べてみたいですね。
Posted by yujito at 2013年06月20日 04:45
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