「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん

2018年11月19日

白浜町や田辺市を中心に、紀南の食事情を短く連続的にアップしていきます。簡単に書くのは私に時間の余裕がないことが理由で、いずれ近いうちにもう少し詳しく各店舗について書いていくつもりです。


「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん

温泉町白浜の中心部、食堂やラーメン店、スーパーなどが立ち並ぶ一角の、さらに細い路地を入った目立たない場所にこの店はあります。
紀南の蕎麦好きの人にこの店の話題を振っても、存在を知らない人が少なからずいました。
まして観光客が殺到することはなさそうです、、

ところがランチどきに店にうかがうと、次々に地元民らしきお客さんが来られます。
人気店と呼んでも良さそうです。


「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




初めて訪れたのは2017年の春でした。
清々しい店内。蕎麦切りは本物。つゆは関西風に寄せているかと感じました。
ぜんたいにやさしい印象の蕎麦で、私たちが転居した先にきちんとした蕎麦屋さんがあったことを喜びました。


「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




二度目には先代の女将がおられて、少々お話をうかがうことができました。
何でも、車で30分ほどのところに自宅があり、そこで自ら蕎麦を打ち、店まで持って来られるとか。
しかしそろそろ引退したいので、店を譲る若い人を見つけた、
その後継者はフレンチ(?)の修行をした人だけれど、今は蕎麦打ちを学んでいる、と。
(一年以上前の記憶なので誤りがあるかもしれません)

その後しっかりと代替わりし、今はその男性が主人となり厨房を仕切っておられるのですが、
なんと彼の若い奥様が蕎麦打ちを担当されています。
結果的に女性から女性に技が引き継がれたことになりますね。


「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




前述のように、主人は元は蕎麦職人ではないので、多彩な料理を用意できます。
そこがこの店の大きな特長になっています。

和食の腕も良く、蕎麦に小鉢ものなどセットになった日替わりランチはお得感がありますし、
カレーの良い匂いがほのかに漂う日もあります。
また、フロアーの女性スタッフが親切で料理をよく把握しておられることも得点が高いです。

ディナーになるとワインに合う料理も各種あり、様々な使い方のできる店で楽しいです。

流儀に反するのかもしれませんが、いずれいわゆる田舎そばのような少々野暮な蕎麦をキリッとしたつゆで食べさせていただくようになればいいなとひそかに願っているところです。

「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん





「さいこう」
0739-42-3150
和歌山県西牟婁郡白浜町1335-8
11:00~14:30(L.O.14:00)
17:30~20 : 30 (L.O.20:00)
小上がり座敷有り
木曜定休
駐車場あり(約2台分。大きな車は取り回しが難しい。)

下に地図を載せておきます。
徒歩で行かれる場合は、スーパーグルメシティが目印になります。
グルメシティ入り口前の細い道を海から反対方向に進みます。
右手に白浜図書館があります。
まもなく右手にひっそりと看板が見えますので、狭い通路を通って向かいます。
次の角まで進むと駐車場があり、玄関がありますが、車で来られる場合はこのルートは狭すぎるので避けましょう。
の場合は、「喜楽」という食堂前の道を行き、右折された方が良いでしょう。
しかし階段で行き止まりになる狭いスペースですので、軽自動車でなければお勧めしません。


「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




「さいこう」:白浜の蕎麦屋さん




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Posted by gadogadojp at 19:00│Comments(0)グルメ
 
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