秋津野ガルテンでビュッフェバイキング

2019年06月25日

秋津野ガルテンでビュッフェバイキング

妻の撮影


秋津野ガルテンの「みかん畑」と「バレンシア畑」

秋津野はあきづの。施設等によってはあきつのと清音で呼ばれることもあるようです。
秋津、上秋津、秋津野は和歌山県田辺市を南流する右会津川流域です。
最近会津(あいづ)川それ自体、あきづからの転訛だという説を知ったばかりです。


秋津野ガルテンでビュッフェバイキング

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秋津とは開き津であるともいいます。全国の秋津という地名はたぶん全て川・湖・海に面した場所にあり、泊(とまり)同様に河口の小さな港や渡し舟が置かれた河岸を意味するのでしょう。「古事記」に登場する速秋津(はやあきつ)比古神、速秋津比売神の男女神は別名水戸(みなと)神となっていますから、水や水運に深く関わる古来の名称だと思われます。
場所が特定できませんが熊野古道紀伊路に秋津王子が置かれたと記録にあります。ある時期、巡礼が会津川を渡った場所ではないでしょうか。
田辺市の秋津野に現在は港や渡し舟はありませんが、温暖な気候と川の水に恵まれた古くからの農業地域です。平地は少ないので、柑橘類栽培が盛んに行われています。


秋津野ガルテンでビュッフェバイキング




環境の説明が長くなりましたが、その秋津野(旧上秋津村)で生まれた秋津野塾という住民自治組織が、十年前に設立した体験型グリーンツーリズム施設がここ秋津野ガルテンです。
ガルテンはたぶんgarten。ドイツ語の”庭”。
ドイツ発祥のクラインガルテン(市民農園)に触発された名称でしょうか。
場所を移転した上秋津小学校の木造校舎を利用していますから、その風情はすばらしく、一見の価値があると考えます。
中庭のベンチで柑橘のソフトクリームを食べながらボーーとたたずんでいる時間など、児童が遊ぶ声の幻聴が聞こえるようで。
ソフトクリームやその他スイーツ系は「バレンシア畑」で売られています。この売店ではジャムや俺んちジュースその他秋津野の産品がたくさん販売されていますから、楽しいですよ。


秋津野ガルテンでビュッフェバイキング

妻の撮影


一方、「みかん畑」はガルテン内のランチどころ。農家レストランと銘打たれた通り、地産地消の野菜料理を中心に、30種くらいの家庭料理が並びます。ビュッフェ形式です。料理の全てがこのガルテンのスタッフの手作り品。どれもこれも穏やかで優しい料理に仕上がっています。
わたしは、娘たちとその家族6人が紀南に遊びに来てくれた時に、ここガルテンで待ち合わせ、「みかん畑」でランチをとりました。幼児をまじえ食べ物に好き嫌いのあるメンバーもいましたが、全員がお腹いっぱいになりました。そういう時にも重宝する店です。
ただし料理の数と席数には限りがありますので、少し早めに着くようになさった方が良いかと思います。

最後になりましたが、このガルテンのスタッフの女性陣はとてもフランクで親切です。これはこの種の施設ではとても重要なことだと考えます。


秋津野ガルテンでビュッフェバイキング



秋津野ガルテンでビュッフェバイキング



秋津野ガルテンでビュッフェバイキング




秋津野ガルテンのHP
※HPも頑張ってます。ただ、まだこなれておらず少し混乱が見られます。ぼちぼち頑張ってください。


「農家レストラン みかん畑 」
0739-35-1199
和歌山県田辺市上秋津4558-8 秋津野ガルテン内
[月~金] 11:30~14:00
[土・日] 11:00~14:00
無休、ただし年末年始には休業があるようです



秋津野ガルテンでビュッフェバイキング

妻の撮影


ガルテンについては、地域振興やグリーンツーリズムに関心のある方はわたしよりずっとご存知でしょうが、詳しく知りたい方は「研修の現場を行く」を読んでください。わかりやすく詳しく、秋津野ガルテンの今日に至る経緯が書かれています。


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Posted by gadogadojp at 22:00│Comments(0)飲食店グルメ
 
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