「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー

2019年09月28日

「ミルク&ビアホール九十九」(つくも)

一言で表せば、素敵な店です。
もう少し言葉を足せば、美味しくて、温かい接客で、開放的で、センスが垢抜けた店です。
その三・四点目が白浜では希少です。
そのせいもあってか、とても繁盛しています。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー




料理の説明の前に少し回り道して、南紀白浜の現状について書きます。

白浜という町は、海浜や岩場などの名勝はしっかり維持されています。AW(アドベンチャーワールド)にはパンダ6頭をはじめ、興味深い動物たちが目白押し。観光協会、商工会などの団体は花火大会開催その他さまざまな努力をしています。とても素敵な観光地です。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー

良浜と彩浜:アドベンチャーワールド:奥様撮影


ですが大きな弱点があります。
それは、昼でも夜でもぶらり歩きたいと思わせる魅力的な店舗が並ぶ”通り”がないことです。そのため、観光シーズンに旅館・ホテル・民宿は満室続きでも、町を散策する人はまばらです。駐車場不足と(タクシー以外の)夜間の交通の不便さがその傾向に追い打ちをかけています。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー




そんな白浜町にとって、なんとか夜の命脈を保っている”通り”が白浜銀座通りです。このあたり元は芸妓のいた新地で、艶っぽい通りだったはず。高度成長期の夜は随分賑わったことでしょう。いまでもスナックとラーメン店が並んでいますし、老舗の寿司店など良い店はいくらもあるのです。ですが、カップルや家族づれ、そしてインバウンドが主体となっている現在の観光客にとって魅力ある通りとは言えないでしょう。

そんな中、賑わいが店外から見え、ちょっと入ってみたくなるいい顔をしている店がここ「九十九」(夜営業)です。おそらくオーナーHさんはそこを考えてこの店作りをしたのでしょう。すぐ近くのおしゃれで知的な「豆の湯」(日中営業)も経営者は同じです。白浜に吹く新しい風。広がってくれればいいですね。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー

シラスのペペロンティーノ


ではこの「九十九(つくも)」はどういう店でしょう。冒頭でダイニング・バーと書きましたが、人間が古いものでその定義はよくわかっていません。ただ、しっかりした食事も軽い酒肴があり酒類も豊富、しかも居酒屋ではなくカタカナが似合う店なので、ダイニング・バーと書きました。

店奥に据えられた薪窯を使った料理が自慢ですから、今はややイタリアピッツェリア風のメニューになっていますが、この窯ではチキンやソーセージまで焼いていますから、香ばしい料理がいろいろと楽しめる趣向になっています。ピッツアはナポリ風です。水牛モッツアレッラの用意もあります。
また、ジビエの導入にも積極的で、シカやイノシシを使った料理もあります。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー

ジビエのパテ

「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー

季節メニュー:地場ヤングコーンの素焼き



酒類は、地元のナギサビールはもちろん、ワインなど各種洋酒類やカクテル、焼酎が揃っています。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー




そして忘れてはいけないものがスイーツ類です。
ダイニング・バーの余技ではない美味しいドルチェがいただけますから、ここで誕生日用スイーツなどお願いしておくと、結構な満足感があります。


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー




何かと使えるおしゃれなお店ではありませんか?


「九十九(つくも)」:白浜の素敵なダイニング・バー





「ミルク&ビアホール九十九」(つくも)
0739-43-0702
予約可
和歌山県西牟婁郡白浜町3309-22 銀座ビル 1F
18:00~翌0:00
火曜定休 大雨の日臨時休業

店のホームページ





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Posted by gadogadojp at 22:00│Comments(0)飲食店
 
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