雲南百薬(オカワカメ)料理法

2009年10月09日

雲南百薬(オカワカメ)という野菜があります。
このブログでも過去に紹介しました

高血圧、糖尿、自律神経失調などに効果があるといわれる植物です。
私は自宅のベランダで栽培しています。
栽培方法は、こちらをご覧ください。

なにぶん新しい野菜なので、
調理法は自分で試してみなければなりません。

数年の間に、
何種類かの調理法を試してみましたので、ご紹介します。


雲南百薬(オカワカメ)料理法


gadogadoの一押しは味噌汁の実にすることです。
まず、沸騰した湯に少し塩を入れて、雲南百薬の葉を8〜10秒ほど茹でます。
湯通しする感覚です。茹ですぎないように注意します。
水で短時間さらします。
食べる直前に味噌汁の中へ、または椀に直接入れます。
これだけです。
プチとヌルの二種類の感触をお楽しみください。

なお、下茹でしないで、仕上げ直前の味噌汁鍋に生葉を直接入れてもいいのですが、
(上の写真のように、とてもきれいです。)
この場合は、雲南百薬の野性味あふれる匂いを満喫することになります。
好き嫌いがあるでしょう。



雲南百薬(オカワカメ)料理法


ポタージュにすると、緑色のきれいなスープができあがります。
ほうれんそうのポタージュを作る要領でOKです。
葉の量も、ほうれんそうやモロヘイヤに準じてください。
ただ、この場合も、雲南百薬の生葉を下茹でするかどうかで、出来上がりの匂いが異なります。
好き嫌いの少ない方には、私は生葉のまま使うことをお勧めします。ただししっかり旨味のあるスープでなければ、雲南が勝ちすぎます。
くれぐれも、葉をいれてから加熱しすぎないでください。色が悪くなります。



雲南百薬(オカワカメ)料理法


三番目に、和風、琉風、洋風の肉料理や魚料理のつけあわせに使うことです。
画面が暗くて見えにくいですが、沖縄料理のミヌダル(豚肉に味をつけ、黒ゴマをまぶして蒸したもの)のつけあわせに雲南百薬を茹でたものを添えています。
茹で時間はこの場合も8〜10秒で。この日は少し茹ですぎて、色が悪くなりました。
茹でる際に塩を効かせればそれだけで十分おいしいのですが、洋風のドレッシングや、ステーキの肉汁などにも合います。ゴマとの相性はもちろん抜群です。



雲南百薬(オカワカメ)料理法


ゴマ味のミヌダルに合うのですから、もちろん市販のゴマだれにもピタリです。
上と同様にさっと茹でた葉に、ゴマだれ(ドレッシング)をかけていただくのが一番簡単な食べ方です。この日はシャブシャブ用のゴマだれで食べてみました。



雲南百薬(オカワカメ)料理法


雲南百薬の葉は、おひたし、あるいは酢の物にも向いています。やはりさっと茹でてから使います。わかめと同じような味つけ具合でよろしいかと思います。なるべく出汁はしっかり効かせてください。
写真は酢の物。さっくり切ってから。上にショウガをのせてみました。




雲南百薬(オカワカメ)料理法


最後は天ぷらです。
青シソ(大葉)やもみじを揚げる要領で、生葉の片面にだけ衣をつけて、さっと揚げてみましたが、みごとに失敗しました。
葉が厚すぎるのです。表面まで火が通るのを待つ間に葉が丸まり、衣と分離しました。
別の工夫が必要のようです。
しかし、揚げた雲南百薬自体は美味しいものでした。匂いも消えています。
油(我が家はちょっと上等の菜種油)との相性が良いこともわかりました。
次回は炒め物にも挑戦したいと思います。
空心菜やモロヘイヤを炒めるつもりで試してみます。



雲南百薬(オカワカメ)料理法

         雲南百薬の花


なお、失敗例を一つ紹介しておきます。
雲南百薬は、上記のようにさまざまな調理法が可能ですが、
私が試した限りでは、甘みと合いません。

一度、かぼちゃを甘辛く(薄味ですが)炊いた出汁を茹でた葉にかけてみたのですが、
……な味でした。

また、写真はありませんが、この植物の茎にはむかごのような塊ができます。
これを茹でていただいても、少々苦みとクセがありますが、いいものです。


追記
雲南百薬調理法2を作成しました



雲南百薬の栽培方法に関心のある方は、
もう一つのブログ「無国籍人になりたい」に詳しく書いています。
参考になさってください。



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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(0)料理
 
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