「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん

2009年11月14日

「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん




おでんの美味しい季節になりましたね。
7000円のおでんコース食べて来ましたよ。

20年ぶりに訪問した堺の「たこ吉」

昔は超人気店で、
値段も今と変わらないくらい高く、
一ヶ月前の一日に電話しないと予約もとれず、
女将はきさくだけど主人はタカビー、というか誇り高い方。
客は話しかけるのもこわごわ…
出された料理をありがたくいただく感じ。

そのころのたこ吉さんは確か二回転制で、
客はそうのんびり食べられないこともあいまって、
美味しさよりも、ただ急いで満腹感を得たことが印象に残っています。


でも今は、
原則一回転で営業なさっておられるようで、
ご主人はすっかり丸くなられました。
「あのころが恥ずかしい」などとおっしゃる。

ご主人と女将は(失礼ながら)お二人とも笑顔が可愛いくて、
おちゃめなポーズまでとってくださる。

「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



マジにつっぱっていた人ほど、
年を重ねて味が出る好例ですね。


肝心の料理は、
これでもか!の前菜のあと、
出るわ出るわ。


「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん




厚岸のふっくら牡蠣とか、
名物ジャガイモと卵の、まあひろうすみたいなものとか、
白菜と鮭とトマトとオクラにとろろ(仕事してある)をかけたものとか、
次から次へと


「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん




たまご一つとりあげても、尋常でない味のしみ込み方。
最後のじゃがバタがとどめ。
完食すると、
二三日、胃の膨満感がとれませんでしたのさ。

うす味のおでんの出汁の味がベースになってはいますが、
バラエティといい、創意工夫といい、
やはりただものではありません。
最後まで舌が単調さに飽きることもありませんでした。


「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん




齢百年を超える時計をはじめ、
年季の入った店内、
煮える音などもちろんさせない温かそうな鍋…
客をほっこりさせてくれる店に変身されたようです。


「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん




酒はまず青森の田酒を頼んだのですが、
「二十年ぶりのお客だから」と
隠し冷蔵庫から十四代とか奥播磨の大吟醸とか、
こっそりと、でも惜しげも無く注いでくれました。

7000円は税サ込み、酒代金込みの基本価格。
いい酒飲ませてもらっている内に、この値段は高くないと思えてきたさ。


カウンターだけの店ですので、
できれば二人、
せいぜい四人くらいで訪問したいところ。

「たこ吉」〜なぜ飽きない?このおでん



住所 大阪府堺市堺区中之町 東2丁1-26
072-228-2977
駐車場なし
(通りの南側に民間Pあり)



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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(2)グルメ
この記事へのコメント
tandaiさん、遅くなりましたが、メールしておきました。
Posted by gadogadojpgadogadojp at 2014年03月05日 07:43
初めまして、突然のコメント失礼致します。
テレビ番組の制作をしており、番組でブログ記事を使用させて頂きたくこの度コメントを残させて頂きました。
コメント欄にて詳細を、というのもなかなか難しいので、もし宜しければ私のアドレスまで一度メールを頂く事は可能でございますでしょうか。→tandai@ucom-net.jp
大変お手数ではございますが何卒宜しくお願いを申し上げます。

こちらは会社のHPでございます。→http://www.ucom-net.jp/
Posted by tandai at 2014年02月26日 12:46
 
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